リモートワークを中心とした人材事業を展開する株式会社キャスターは、Gunosy Capital Pte. Ltd.とSMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合からの第三者割当増資などによって、総額約3.6億円の資金調達を実現しました。
リモートワーク人材事業を展開する株式会社キャスターの概要
株式会社キャスターは、「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げる人材事業の会社です。
メイン事業は、オンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ(キャスタービズ)」です。
CASTER BIZ(キャスタービズ)とは
を言います。
対応可能業務
- リサーチ業務
- メール対応業務
- スケジュール調整業務
- 電話対応業務
- 受電代行業務
- データ入力・データ整備業務
- 翻訳・バイリンガル業務
- 文字起こし業務
- その他秘書業務
- 人事業務
- 経理業務
- WEB業務
- 制作業務
- オフライン対応可能業務
- その他オフライン業務
料金体系
- 3ヶ月プラン:¥120,000/1ヶ月
- 6ヶ月プラン:¥108,000/1ヶ月
- 12ヶ月プラン:¥96,000/1ヶ月
このリモートワークの外注事業をメイン事業として
- リモートワーカーの派遣サービス「在宅派遣」
- 副業・時短・在宅など新しい働き方に特化した求人サイト「Reworker」
- オンライン採用代行サービス「Caster Recruiting」
- SNSを利用したソーシャル募集サービス「bosyu」
- 個人が日常業務を500円からオンラインアシスタントに依頼できる「My Assistant」
- クラウド型デスクトップ仮想化サービス「Caster Entry」
・・・
など、様々なリモートワーク関連事業を展開している会社です。
株式会社キャスターの資金調達の概要
- 2016年8月:大和企業投資から1億円の資金調達
- 2017年12月:WiL・や既存株主から3億円の資金調達
を実施しています。
今回は、Gunosy Capital Pte. Ltd.、SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合から総額約3.6億円の資金調達を行っています。
- 主な資金調達方法:第三者割当増資
- 資金調達額:約3.6億円
- 調達日:2019年5月8日
- 調達元(引受先):Gunosy Capital Pte. Ltd.、SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合
- 資金の使い道
- さらなる採用強化に向けた投資
- 法人向けマーケティングを強化し、認知度の拡大を図る
Gunosy Capital Pte. Ltd.
シンガポール共和国にあるベンチャーキャピタル
親会社はグノシーを展開する株式会社Gunosy
SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合
2010年度以降、累計500件超・300億円超の投資を行ってSMBCグループのVC
リモートワーク人材事業を展開する株式会社キャスターの資金調達の考察
人材不足から人材の採用難が深刻化していると同時に、リモートワークの重要度は日増しに高まっています。中小企業には、優秀な人材が集まらない反面、子育てや介護などで仕事を辞めた優秀な人材が地方に多くいるのが現状です。
このような背景の中で、累計1,000社以上の導入企業を誇る株式会社キャスターが有望な出資先になっていると考えられます。
調達資金は
「この度の資金調達は、クライアントからのご要望にお応えすべく、さらなる採用強化に向けた投資を行っていくほか、法人向けマーケティングを強化し、認知度の拡大をはかります。」
となっています。
リモートワーク市場の拡大に伴い、リモートワーク市場のあらゆる事業分野にスピードをもって、展開していくための資金調達であると考えられます。
リモートワークを希望する人材の数と、利用する法人の数がマッチしていないとロスが発生するため、法人向けのマーケティングに力を入れるということは、「利用する法人の数を増やしたい」「リモートワークを希望する人材は多い」ということを示しているのではないでしょうか。
クラウドワークスやランサーズとの違いは「自社で採用する優秀なアシスタント」であることですから、人材の質を落とさずリピーターが増えれば、今後伸びていく可能性が高い注目の企業と言えます。
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