ファクタリングとは?融資審査に通らない方のための資金調達方法

man
「ファクタリングって何?」
「銀行融資の審査に落ちてしまった。」
「即日の資金調達が必要だ。」

という方におすすめしたいのが「ファクタリング(売掛債権譲渡)」による資金調達です。今回は「ファクタリング」について徹底解説します。

目次

ファクタリングとは?

ファクタリングとは?

ファクタリングとは

ファクタリング(factoring)は、企業が保有している売掛債権を入金前に譲渡(売却)することで、最短即日で資金化をする資金調達方法のこと

を言います。

売掛債権とは

商品やサービスをクライアントに販売したものの、まだ受け取っていない代金を請求できる権利のこと

です。

企業間取引では、一般的に「掛取引(信用取引)」が採用されています。

掛取引(信用取引)とは

商品やサービス提供時に支払いをせず、請求書や契約書で決められた日時に後払いする支払い方法のこと

を言います。

企業間取引の一般的な流れ

  1. 納入企業が支払企業へ商品・サービスを納品・提供する
  2. 支払企業が納品内容を確認する(検収)
  3. 納入企業が請求書を送付する
  4. 支払企業が請求書にある支払期日までに納入企業へ入金する

です。

企業間取引の一般的な流れ
この流れの中で「納品」から「支払」までには1カ月~2カ月のタイムラグがあり、その期間中に発生するのが請求する権利である「売掛債権(売上債権)」です。

この流れに大きな問題があるわけではありませんが・・・

この掛取引(信用取引)では、大口の売上がある場合は「入金」よりも先に人件費、仕入れ原価、外注費などの「支払い」が先に発生してしまうので、資金繰りが悪化し、黒字倒産してしまうのです。

このようなケースで活躍するのが「ファクタリング(売掛債権譲渡)」なのです。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組み
ファクタリングサービスを利用して、保有している売掛債権を譲渡(売却)すれば、入金予定よりも先に買取金額が支払われることになるので、資金繰りの改善につながるのです。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット

審査が甘い!

これがファクタリングの最大のメリットと言っても過言ではありません。

ファクタリングというのは、銀行融資やビジネスローンと比較すると圧倒的に「審査が甘い」のです。

なぜなら、ファクタリング会社にとっては

ファクタリングを利用する会社(納入企業)の信頼性 <<<<< 売掛債権の売掛先(支払企業)の信頼性

の方が何倍も重要だからです。

お金を支払うのは「売掛債権の売掛先」であって、「売掛先を譲渡する企業」ではないのです。

だからこそ、ファクタリング審査では

「売掛債権の売掛先の信用力」

が重要な審査指標になるのです。

極端なことを言えば

ファクタリングを利用するのが

  • 起業直後の会社でも、
  • 赤字会社でも、
  • リスケ中の会社でも、
  • 零細企業でも、
    ・・・

売掛先が大企業・上場企業であれば

ほとんどファクタリング審査には通るのです。

つまり、

  • 銀行融資の審査に通らない
  • ビジネスローンの審査に通らない
  • 不動産担保ローンの審査に通らない
    ・・・

という会社であっても

ファクタリングであれば審査に通り、資金調達ができる

という大きなメリットがあるのです。資金調達方法の中でも、1位、2位を争う審査の通りやすさと言って良いでしょう。

最短即日融資が可能!

ファクタリングでは最短即日の資金化が可能です。

今日中に資金が必要という方でも、午前中に申し込んで、必要書類を提出できれば、その日のうちに買取してもらえる可能性があるのです。遅くても、翌日には資金調達が可能というメリットがあります。

即日融資が可能なファクタリング会社を選ぶ必要があります。

売却した売掛債権の売掛先が倒産しても、返済する義務はない!

ファクタリングというのは「ノンリコースローン(非遡及型融資)」の一種になります。

売掛債権をファクタリング会社に譲渡して、その売掛先がファクタリング会社に支払いをする前に倒産しても、売却した側(納入企業)は責任を負う必要がないのです。

売掛債権のままだったら、納入企業は債権の未回収リスクを負っています。

ファクタリングを利用することで「未回収のリスクを回避する」ことができるのです。

今後の融資審査に悪影響がない!

一般的に銀行融資の審査では

staff
「ビジネスローン、商工ローンなどの借入があるかないか?」

も、一つの審査指標となります。

ビジネスローン、商工ローンの借入があると、銀行の融資姿勢は悪化します。

staff
「それだけ、資金繰りに困っているのか?」
「他の銀行は貸さなかったのか?」

と勘繰られてしまうからです。

しかし、ファクタリングの場合は「借り入れ」ではないので、決算書に「借入金」として計上されません。

売掛債権を譲渡するだけなので、BS(賃貸対照表)が汚れないのです。

ビジネスローンや商工ローンで借りてしまうと、今後の銀行からの資金調達に影響がありますが、ファクタリングを利用する分には決算書に表示されないので、銀行の融資審査に影響がないのです。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリット

ファクタリング手数料(債権買取手数料)が発生する!

ファクタリング会社が売掛債権を買い取るときに債権額満額で買い取ってもらえるわけではありません。手形割引の割引料のようにファクタリング手数料が発生するのです。

「ファクタリング手数料:10%」のファクタリング会社に3,000万円の売掛債権の買取を依頼した場合

  • ファクタリング手数料 = 3,000万円 × 10% = 300万円
  • 入金される金額 = 3,000万円 - 300万円 = 2,700万円

という計算になります。

ファクタリング手数料が安ければ安いファクタリング会社ほど「お得」ということになります。

注意しなければならない点

ファクタリング手数料は審査次第で決まる

ファクタリング手数料は、ファクタリング会社ごとに「○○%」と決まっていればわかりやすいのですが、そうではありません

ファクタリング会社には「貸し倒れリスク」が発生します。

買い取った債権が入金される前に、売掛先(支払企業)が倒産してしまう可能性があるからです。

貸し倒れリスクが高い → ファクタリング手数料を高く設定する
貸し倒れリスクが低い → ファクタリング手数料を低く設定する

という形になるため

ファクタリング手数料の下限や上限を設定しているファクタリング会社もあるのですが、ファクタリング手数料は基本的には審査によって決まることになります。

売掛債権が全額買い取ってもらえるわけではない!

ファクタリング会社には「掛け目」という概念があります。

掛目(かけめ)とは

「不動産担保融資」「売掛債権担保融資」などの担保を使った融資で、担保の評価額の全額を融資するのではなく、担保評価額に70%~90%という一定の割合を乗じた金額を上限として融資を行います。この時の一定の割合のことを「掛目」と言います。

ファクタリングにも、「掛け目」という概念があり

売掛債権額が2000万円だとしても

  • 「掛け目: 80%」のファクタリング会社の場合 → 1600万円までしか買い取れない。
  • 「掛け目: 90%」のファクタリング会社の場合 → 1800万円までしか買い取れない。
  • 「掛け目:100%」のファクタリング会社の場合 → 2000万円全額の買取が可能。

となっています。

ファクタリング手数料と掛目の計算例

  • ファクタリング手数料:10%
  • 掛目:90%
  • 売掛債権額:1000万円
  • 買取可能額 = 1000万円 × 90% = 900万円
  • ファクタリング手数料 = 900万円 × 10% = 90万円
  • ファクタリング利用時に即時支払われる金額 = 900万円 - 90万円 = 810万円
  • 売掛金の入金後返還される金額(未買取の金額) 100万円
  • 会社の手元に残る金額 = 910万円

ファクタリング会社は小規模な会社が多い!

ファクタリングのデメリットの一つに「大手企業があまり参入していない。」ということが挙げられます。

銀行などの子会社も参入しているのですが、それほど規模の大きい企業ではありません。

CM展開などをしているわけでもありませんので、知名度が低いのです。

小規模なファクタリング会社が多いからこそ、ファクタリング会社が選びに不安を感じてしまうのはデメリットの一つと言えます。

ファクタリングの種類

ファクタリングの種類

ファクタリングには、いろいろな種類があります。

その中でも利用者が多いのは

  1. 2社間ファクタリング
  2. 3社間ファクタリング

です。

元々、ファクタリングというのは「3社間ファクタリング」が主流でした。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングとは

「納入企業」「支払企業」「ファクタリング会社」の3社間の契約で行うファクタリングサービスのこと。大きな特徴は「支払企業」に同意をもらってから「ファクタリング(売掛債権譲渡)」を行うということです。

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングの仕組み
  1. 納入企業:商品やサービスの提供
  2. 納入企業:代金の請求
  3. 納入企業 → ファクタリング会社:債権譲渡の申込み
  4. 納入企業 → 支払企業:債権譲渡の同意(同意書の回収)
  5. 納入企業・ファクタリング会社:債権譲渡契約
  6. ファクタリング会社 → 納入企業:債権買取額の支払
  7. 支払企業 → ファクタリング会社:期日通りに請求書通りの金額の支払

3社間ファクタリングのデメリット

ファクタリング手数料が安い

3社間ファクタリングの場合は、支払企業(売掛先)の同意を得てから、ファクタリング会社に売掛債権を譲渡するので、ファクタリング会社の貸し倒れリスクが大幅に下がるのです。

ファクタリング会社の貸し倒れリスクが小さい = ファクタリング手数料を安く設定できる

ということになるので、ファクタリング手数料が安く設定されています。

ある程度信頼性の高いファクタリング会社が多い

3社間ファクタリングを採用しているファクタリング会社は

メガバンクのグループ会社など、比較的信頼性の高いファクタリング会社が多いです。

その分、安心して利用できるメリットがあります。

3社間ファクタリングのデメリット

最短即日融資はできない!

「支払企業(売掛先)の同意」を得る必要があるので、支払企業(売掛先)とのスケジュール調整も必要になります。

そうなると、当然「最短即日融資」というのはできませんし、先方の都合によっては、1週間~2週間後にやっと同意を得られるということになり、ファクタリング買取までの期間も長くなってしまうのです。

これも大きなデメリットです。

支払企業(売掛先)の同意は、信用を損なうリスクあり!

「支払企業(売掛先)の同意」と簡単に言ってしまいますが、日本ではファクタリングというサービスの認知がそれほど進んでいません。

そのため、

man
「今回、貴社の売掛債権をファクタリング会社○○に譲渡するので同意書に捺印していただけませんか?」

と切り出す場合、断られることはあまりありませんが・・・

staff
「あれっ、この会社経営がかなり厳しいのかな?今後の付き合いをみなした方が良いかもしれない。」

と疑念を持たれる可能性が高いのです。

「今後の取引にマイナスの影響が発生する」という大きなデメリットがあるのです。
teacher
結局、「今後の取引にマイナスの影響が発生する」という大きなデメリットがネックなって、なかなかファクタリングというのは日本では普及しなかったのです。

海外では、ファクタリングサービスは市場規模も大きく、「債権回収のアウトソーシング」として一般的に普及しています。

そこで登場したのが「2社間ファクタリング」です。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは

「納入企業」と「ファクタリング会社」のみの契約で行うファクタリングサービスのこと。3社間ファクタリングと違って「支払企業(売掛先)の同意」が必要ありません。
man
なぜ、急に2社間ファクタリングができるようになったのか?

というと

平成17年(2005年)に「債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の一部を改正する法律」が施行されました。

「債権譲渡登記制度」ができたのです。

債権譲渡登記制度とは

法人登記、不動産登記と同じように「金銭債権の譲渡の登記」ができるようになったのです。登記所に「この売掛債権は○○に譲渡しました。」という登記ができるので、第三者に対する証拠になるのです。このことを「第三者に対する対抗要件」と言います。
teacher
この登記制度ができたからこそ、「支払企業(売掛先)の同意」がなくても、ファクタリングサービスが提供できるようになり、「2社間ファクタリング」が提供できるようになったのです。

2社間ファクタリングの仕組み

2社間ファクタリングの仕組み
  1. 納入企業:商品やサービスの提供
  2. 納入企業:代金の請求
  3. 納入企業 → ファクタリング会社:債権譲渡の申込み
  4. 納入企業・ファクタリング会社:債権譲渡契約
  5. 納入企業・ファクタリング会社:債権譲渡登記
  6. ファクタリング会社 → 納入企業:債権買取額の支払
  7. 支払企業 → 納入企業:期日通りに請求書通りの金額の支払
  8. 納入企業 → ファクタリング会社:入金された金額をそのまま送金

2社間ファクタリングのメリット

「支払企業(売掛先)の同意」が不要

2社間ファクタリングでは

支払企業(売掛先)、つまりクライアントに債権譲渡の通知・確認・同意をする必要がない

のです。

「支払企業(売掛先)」に知られずにファクタリング(売掛債権譲渡)ができるので

今後の営業に支障がでない

というメリットがあるのです。

最短即日融資が可能

2社間ファクタリングでは「債権譲渡登記」さえできれば、「納入企業」と「ファクタリング会社」との2社間のファクタリング契約でファクタリングサービスが利用できるので、ファクタリング業者によっては「最短即日の資金化」が可能になるのです。

2社間ファクタリングのデメリット

ファクタリング手数料が高い

2社間ファクタリングの場合は、「支払企業(売掛先)」の同意が不要な分、ファクタリング会社の貸し倒れリスクが増えるのです。

結果として

  • 3社間ファクタリングのファクタリング手数料相場: 1.0%~5.0%
  • 2社間ファクタリングのファクタリング手数料相場:6.0%~40.0%

ぐらい、ファクタリング手数料が違うのです。

ファクタリング手数料が高いというのが大きな2社間ファクタリングのデメリットなのです。

2社間ファクタリングを提供しているのは中小規模のファクタリング会社がほとんど

2社間ファクタリングの手数料設定というのは

1カ月~2カ月ぐらいで10.0%~20.0%の手数料なので・・・

貸金業法の利息制限法に引っかかってしまうのです。

実際には

ファクタリング = 貸金ではない

というよりは

ファクタリングは貸金業法で定義されていない。

ので、貸金業法には触れないのですが・・・

定義されていないだけですので

teacher

急に金融庁が「2社間ファクタリングのファクタリング手数料が貸金業法違反だ。」ということになると、貸金業の業務停止・行政処分になるリスクが少しでもあるので、貸金業の免許を持っている大手企業は2社間ファクタリングには参入しにくい状態なのです。

2社間ファクタリングを提供しているのは中小規模のファクタリング会社がほとんどになってしまうため、信頼できるファクタリング会社を選ぶのが難しいのです。

これも2社間ファクタリングのデメリットです。

安心できるファクタリング会社を選ぶ方法

安心できるファクタリング会社を選ぶ方法

ファクタリング会社を選ぶときに重要視されるのが「安心・安全」という視点です。

というのも、ファクタリング会社を装ったヤミ金業者が逮捕された事件があったからです。

産経新聞

ファクタリングを装ったヤミ金業者の摘発は全国初。府警は2業者がファクタリングを装いながら、実態は売掛債権を担保に高金利で金を貸し付けていたとみて、出資法違反(超高金利)容疑でも捜査する。

摘発されたのは「東洋商事」と「MINORI」。府警は、2業者が平成27年秋から28年11月にかけ、資金繰りが悪化した中小企業を中心に全国約250社に総額3億円以上を貸し付け、1億円以上の利益を得ていたとみて調べる。

逮捕容疑は28年5~9月、堺市と三重県鈴鹿市の会社経営者2人に40~50万円を貸し付け、無登録で貸金業を営んだとしている。

teacher

「安心・安全」という視点でファクタリング会社を選ぶ方も少なくありません。

安心できるファクタリング会社を選ぶ方法を解説します。

方法その1.売掛債権担保融資をすすめてくるファクタリング会社とは取引しない

基本的にファクタリングというのは

売掛債権を譲渡します。 → 売掛債権を手数料を割り引いて買い取ります。

というだけの取引ですので、貸金業法とは無縁のサービスです。

少なくとも、現時点では、ファクタリングは貸金業法で取り締まられる「貸金」に該当しないのです。

じゃあ、なぜ摘発されたのかというと・・・

「ファクタリング(売掛債権譲渡)」ではなく、「売掛債権担保融資」を出資法違反の高金利で実行したから

なのです。

ヤミ金業者にとってファクタリングは「売ってもらって買う」の1回の取引ですからうま味がありません。

そこで、ずっと利息が取れる「売掛債権担保融資」をすすめてくるのです。

逆に言えば、「売掛債権担保融資」でなく、「ファクタリング(売掛債権譲渡)」であれば、大きな危険性のない取引なのです。

ファクタリング手数料は、契約前に明示されているため、それ以上の費用を請求されることもありませんし、ファクタリング手数料が他に相見積もりした会社よりも高ければ利用しなければ良いだけなのです。

「ファクタリング(売掛債権譲渡)」をすすめてくるファクタリング会社とは取引をしない。

方法その2.契約前に見積もりを出してくれないファクタリング会社とは取引をしない。

一般的なファクタリング会社の場合は

契約前にファクタリング手数料(買取価格)の見積もりを要求すれば、審査の後に提示してくれるはずです。(審査をしないとファクタリング手数料が決まらないので見積もりは出てきません。)
  • 契約前に見積もりを出してくれない
  • 見積もりの内容が不透明
  • 見積もりの不明点を聞いても、明確な回答がない

ファクタリング手数料の見積もりに関しては「売掛先の信用力次第」というところがあるので、「なぜ、このファクタリング手数料なんでしょうか?」と聞いても、明確な回答が得られるわけではありません。しかし、まっとうなファクタリング会社であれば、ファクタリング手数料がどうしてこうなったのか?説明できない理由は丁寧に回答してくれるはずです。

また、見積もりを出せないということは「競合他社と比較されたくない。≒ファクタリング手数料が高い」可能性もあります。

「見積もり」を出してくれないファクタリング会社とは取引をしない。

ということを心がけましょう。

方法その3.契約書を作成しないファクタリング会社とは取引をしない。

ファクタリングサービスを利用する場合には、一般的に

  • 「ファクタリング取引契約書」:総合的なファクタリング契約の取り決め
  • ファクタリング個別の「覚書」「契約書」「申込書」:案件ごとの債権譲渡契約
  • 3社間ファクタリング → 「3社間の契約書」「売掛先の同意書」
  • 2社間ファクタリング → 「売掛金回収の業務委託契約書」

等の契約書を作成することが一般的です。

「ファクタリング取引契約書」と「個別の契約書」が分かれている理由は、1回だけの取引だけではなく、継続取引や2回目以降の取引が発生するかもしれないからです。

3社間ファクタリングの場合は「売掛先の同意」が必要になるので、3社間の契約書や同意書を取り交わします。

2社間ファクタリングの場合は「売掛先から入金があったお金」はすでに譲渡済みの債権のお金ですので、利用する会社はファクタリング会社から、売掛金回収を請け負っている形となります。その契約書が「売掛金回収の業務委託契約書」です。

teacher

ファクタリングでは、通常はこれだけの契約書類が必要になるので

これらの契約書を一切作らないファクタリング会社は、かなり危険ということが言えます。

「契約書」を一切作らないファクタリング会社とは取引をしない。

ということを心がけましょう。

方法その4.面談のないファクタリング会社とは取引をしない。

基本的には

ファクタリング = 面談審査が必須

のサービスです。

というのも、2社間ファクタリングの場合は「いったんファクタリングを利用する会社に売掛先から売掛金の入金があって、その入金額をファクタリング会社に入金する」というフローが発生します。

このときによくあるトラブルが

ファクタリングを利用する会社の経営者が「入金された売掛金」を別の支払いなどに使い込んでしまう

というものです。

これを防ぐために「面談審査」を設けて「経営者が信頼できるかどうか?」をチェックするのです。

「面談審査」があれば

  • ファクタリング会社の担当者の雰囲気のチェック
  • ファクタリング会社の従業員の雰囲気のチェック
  • オフィスの雰囲気のチェック
  • 契約など不明点の説明を求めること

等が可能になります。

「面談審査」はファクタリング会社があなたの信用を見極めるためのものですが、こちらからファクタリング会社の信頼性を見極めるためにも利用できるのです。

そもそも、「面談審査がない」「面談審査を自社のオフィスでやらない」というファクタリング会社は気を付けるべきです。

方法その5.ヤミ金業者の登録がないかチェックをする

一番わかりやすい方法は「公的機関のヤミ金検索」で業者名や電話番号を打ち込んでみることです。

日本貸金業協会「悪質業者の検索
日本貸金業協会「悪質業者の検索」 日本貸金業協会「悪質業者の検索」 日本貸金業協会「悪質業者の検索」
詐称した業者名
所在地
電話番号
FAX番号
詐称した登録番号等
勧誘手段
イメージ
被害内容・勧誘手口

が掲載されています。

仮にヤミ金業者がファクタリング会社を装っているのであれば、ここでも発見することができます。

ファクタリングを利用するなら3社以上への「相見積もり」が必要不可欠

ファクタリングを利用するなら3社以上への「相見積もり」が必要不可欠

ファクタリングを利用するのであれば

  • コスト面
  • 安全性

を踏まえて、ファクタリング会社3社以上への相見積もりをおすすめします。

相見積もりをすることで「比較対象」ができるため

man
「あれっ、このファクタリング会社怪しくないか?」
「このファクタリング会社の契約書って、適当じゃないの?」
「このファクタリング会社はファクタリング手数料が異様に高いな。」
「このファクタリング会社の担当者は、横柄な態度だ。」

という判断ができるようになります。

1社だけのファクタリング会社だけを利用してしまうと・・・

man
何が正しいのか?

経験がないのですから、「言われたまま」契約してしまいがちなのです。

「相見積もり」をしていれば、少なくとも3社による比較対象ができるのですから、その中で一番信頼できる、一番ファクタリング手数料が安い会社を選べば良いのです。

大企業が参入していないファクタリングサービスでは3社以上への「相見積もり」を心がけましょう。

ファクタリング比較

人気ランキングファクタリング会社名本社所在地2社間ファクタリング2社間ファクタリング手数料下限2社間ファクタリング手数料上限3社間ファクタリング3社間ファクタリング手数料下限3社間ファクタリング手数料上限ファクタリング事務手数料資金化までのスピード最高取扱額債権譲渡登記詳細
1位トップ・マネジメント/ファクタリング
トップ・マネジメント/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%-あり。費用不明最短即日10,000万円 ※1社3,000万円原則必要詳細
2位JTC/ファクタリング
JTC/ファクタリング
愛知県2.0%-2.0%--最短翌日10,000万円登記はしないでも契約可能詳細
3位Qpa(キュッパ)/ファクタリング
Qpa(キュッパ)/ファクタリング
東京都-----最短即日10,000万円-詳細
4位ワダツミ/ファクタリング
ワダツミ/ファクタリング
東京都---1.0%3.0%1社につき、5,000円(税込)の審査料最短3日100,000万円原則必要詳細
5位三共サービス/ファクタリング
三共サービス/ファクタリング
東京都5.0%-1.5%--最短2日3,000万円原則必要詳細
6位MEDS JAPAN/ファクタリング
MEDS JAPAN/ファクタリング
東京都2.0%10.8%2.0%10.8%0円最短3日(最短即日審査回答)5,000万円必要(2社間のみ)詳細
7位ビートレーディング/ファクタリング
ビートレーディング/ファクタリング
東京都-----最短即日30,000万円登記はしないでも契約可能詳細
8位NSキャピタルマネジメント/ファクタリング
NSキャピタルマネジメント/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%-1社につき、6,700円(税込)の審査料最短2日50,000万円 ※1社2,000万円原則必要詳細
9位ファクタリング東京
ファクタリング東京
東京都-----最短即日10,000万円原則必要詳細
10位トラストゲートウェイ/ファクタリング
トラストゲートウェイ/ファクタリング
福岡県5.0%-5.0%-1社につき、5,000円(税込)の審査料最短即日3,000万円原則必要詳細
11位ライジングインベストメント/ファクタリング
ライジングインベストメント/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%-1社につき、5,000円(税込)の審査料最短即日5,000万円 ※審査次第で10,000万円原則必要詳細
12位ビジネクスト/ファクタリング
ビジネクスト/ファクタリング
東京都-2.0%---事務手数料月率0.8%は上記ファクタリング手数料に含む
別途収納代行会社への手数料が発生
-10,000万円必要詳細
13位三菱UFJファクター/ファクタリング
三菱UFJファクター/ファクタリング
東京都-------10,000万円必要詳細
14位クリエイトイノベーション/ファクタリング
クリエイトイノベーション/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%-1社につき、5,000円(税込)の審査料-3,000万円原則必要詳細
15位みずほファクター/ファクタリング
みずほファクター/ファクタリング
東京都------2ヶ月~3か月-必要詳細
16位財務会計支援機構/ファクタリング
財務会計支援機構/ファクタリング
東京都7.0%11.0%----3~4日10,000万円不要詳細
17位ドリームゲート/ファクタリング
ドリームゲート/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%-1社につき、5,000円(税込)の審査料最短即日3,000万円原則必要詳細
18位アルシエ/ファクタリング
アルシエ/ファクタリング
大阪府2.5%-1.5%--最短即日10,000万円原則必要詳細
19位三和プロフィット/ファクタリング
三和プロフィット/ファクタリング
東京都1.0%-1.0%--最短3日3,000万円原則必要詳細

ファクタリング利用の手順

ファクタリング利用の手順

1.ファクタリング会社のウェブサイトから申込・相談

まずは、ファクタリング会社のウェブサイトから、申込・相談フォームに情報を入力します。

2.ファクタリング会社から申込内容の確認と提出資料の案内の連絡が来る

申込・相談フォームに入力した情報の確認や、そこに入りきらない情報を電話で確認する形が一般的です。同時にファクタリングでは提出書類が多く必要になるので、その案内が行われます。

3.ファクタリングの必要書類を提出する

要求された必要書類を用意し、提出します。必要書類はファクタリング会社によって異なります。

ファクタリングの主な必要書類
  • 本人確認書類
  • 会社謄本
  • 決算書:直近2期分
  • 成因資料:注文書・契約書・発注書・納品書・請求書など1案件につき2件
  • 入出金の通帳
  • 納税証明書

ファクタリングでは「譲渡対象の売掛債権が本物なのかどうか?」をチェックしなければならないため、「成因資料」「入出金の通帳」が必要になるのです。

4.ファクタリング会社の審査

ファクタリング会社が提出された必要書類と情報で審査をしまう。

ファクタリング利用会社の審査というよりは「売掛先の信用力の調査」に重きが置かれます。

※このタイミングで「面談審査」が入ることがあります。

5.審査結果、売掛債権の買取条件の通知

  • 審査の結果
  • 売掛債権の買取条件(ファクタリング手数料)

が提示されます。

6.契約手続き

  • 提示された買取条件
  • 契約書のひな形

などに納得した場合、契約手続きをすすめる形になります。

ファクタリング会社に出向いて契約書に捺印する形が一般的です。

※このタイミングで3社間ファクタリングの場合は「売掛先の同意」が必要になります。

7.売掛債権譲渡登記(2社間ファクタリングのみ)

2社間ファクタリングの場合は「売掛債権譲渡登記」が必要になるので、契約後に実施します。3社間ファクタリングの場合は不要です。

8.買取金額の入金

ファクタリングの契約締結後

  • 2社間ファクタリング → 売掛債権譲渡登記
  • 3社間ファクタリング → 売掛先の同意

が得られた状態でファクタリングが実行され「売掛債権の買取金額」が入金されます。

9.入金された売掛金をファクタリング会社に振込(2社間ファクタリングのみ)

3社間ファクタリングであれば、売掛金は売掛先から直接ファクタリング会社に入金されます。

しかし、2社間ファクタリングの場合は、売掛先の通知をしていないため、売掛先からいったんファクタリング利用会社に入金され、ファクタリング利用会社が入金された売掛金をそのままファクタリング会社に入金するという手順が必要になります。

ファクタリング手数料

ファクタリングを利用するときの手数料について解説します。相場も合わせて提示するので、相場よりも著しく高い場合には注意が必要です。

着手金

相場:0円がほとんど

事務手数料(審査手数料)

相場:0円~5,000円

契約書貼付収入印紙代(印紙税)

相場:0円~20万円

※契約書を作成する税金ですので必ず必要になります。

契約金額印紙税
5万円未満非課税
100万円以下200円
100万円を超え200万円以下400円
200万円を超え300万円以下600円
300万円を超え500万円以下1千円
500万円を超え1千万円以下2千円
1千万円を超え2千万円以下4千円
2千万円を超え3千万円以下6千円
3千万円を超え5千万円以下1万円
5千万円を超え1億円以下2万円
1億円を超え2億円以下4万円
2億円を超え3億円以下6万円
3億円を超え5億円以下10万円
5億円を超え10億円以下15万円
10億円を超えるもの20万円
受取金額の記載のないもの200円
営業に関しないもの非課税

債権譲渡登記費用(2社間ファクタリング)

相場:5万円~7万円

登録免許税額

債権譲渡登記

5000個以下:7,500円
5000個以上:15,000円

債権抹消登記

1,000円

司法書士報酬

4万円~5万円

ファクタリング手数料

相場

3社間ファクタリング:1%~5%
2社間ファクタリング:6%~40%

2社間ファクタリングのファクタリング手数料は「売掛債権の信用力」によって大きく違いが出てくる

ファクタリングというサービスは、売掛債権の譲渡後に売掛先が倒産したら、ファクタリング会社が損失を被らなければならないサービスです。(「ノンリコース」と言います。)

そのため「売掛先の信用力」が重要な審査要件になるのですが

2社間ファクタリングというのは「売掛先の同意がなく、いったんファクタリング利用会社に売掛金が入金される」ために、さらに「ファクタリング利用会社の経営者が入金された売掛金を使い込む」というリスクも増えてしまうのです。

結果として

2社間ファクタリングのファクタリング手数料 > 3社間ファクタリングのファクタリング手数料

という形になります。

また、2社間ファクタリングのファクタリング手数料は

「売掛先の信用力」によって変動する

「売掛先の信用力」:大 →  6%~10%
「売掛先の信用力」:中 → 10%~20%
「売掛先の信用力」:小 → 20%~40%

「ファクタリング会社の利用回数」によって変動する

「ファクタリング会社の利用回数」:常連 →  6%~10%
「ファクタリング会社の利用回数」:数回の継続利用 → 10%~20%
「ファクタリング会社の利用回数」:初回利用 → 20%~40%

「売掛債権の譲渡額」によって変動する

「売掛債権の譲渡額」:高額 →  6%~10%
「売掛債権の譲渡額」:普通 → 10%~20%
「売掛債権の譲渡額」:少額 → 20%~40%

という3つの要素を考慮して、決定されるため、大分変動幅が大きいのです

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だからこそ、ファクタリングを利用するときには「相見積もり」が必要になるのです。業者によってファクタリング手数料の違いが大きいからです。

ファクタリングの種類

ファクタリングの種類2社間ファクタリング3社間ファクタリング医療報酬債権ファクタリング保証ファクタリング国際ファクタリング一括ファクタリング
取引形態2社間3社間3社間2社間3社間3社間
売掛先への通知不要必要必要不要必要必要
引受方法買取買取買取保証保証買取
債権の種類売掛債権売掛債権医療報酬債権売掛債権輸出債権売掛債権
支払元(売掛先)国内企業国内企業国民健康保険
健康保険組合
国内企業海外企業国内企業
利用会社の種類売掛金が発生するすべての企業売掛金が発生するすべての企業病院、クリニック、介護施設、調剤薬局、歯科クリニックなど売掛金が発生するすべての企業
建設業が多い
輸出企業
メーカー、卸業者、小売業者など
支払企業側が導入する
資金調達スピード最短即日数営業日数営業日売掛先の倒産時支払代金回収時最短即日
概要企業取引の売上になる売掛債権を買い取るサービスのことを買取ファクタリングと言います。売掛先への売掛債権譲渡の同意が必要ない形態が2社間ファクタリングです。企業取引の売上を作る売掛債権を買い取るサービスのことを買取ファクタリングと言います。売掛先への売掛債権譲渡の同意が必要となる形態が3社間ファクタリングです。診療報酬の債権を買い取るサービスが医療報酬債権ファクタリングです。病院やクリニックなどが保険診療で入金されるまでには3か月ほどのタイムラグがあり、これを解消するためのファクタリングサービスです。売掛先が倒産した場合に売掛債権を保証するファクタリングサービスです。建設業など着手してから完成するまで数年という長い期間を要する場合に売掛先の倒産リスクが大きくなりすぎるため、それを保証するサービスです。輸出企業は輸出先の国の企業の信用調査までできないケースが多く、輸出先企業から代金回収を実行することをファクタリング会社にアウトソーシングするのです。輸出債権の決済の保証がメインになります。支払企業が導入するファクタリングサービスで、銀行に登録した債権であれば、納入企業はいつでも買取を依頼できる仕組みで、支払企業にとっては手形発行、手形管理コスト軽減というメリットがあります。
メリット・最短即日の資金化
・融資でない資金調達
・審査が通りやすい
・売掛先の倒産リスク回避
・売掛先への通知不要
・融資でない資金調達
・審査が通りやすい
・売掛先の倒産リスク回避
・ファクタリング手数料が安い
・早期資金化が可能
・キャッシュフローの改善
・ファクタリング手数料が安い
・売掛先の倒産リスク回避
・ファクタリング手数料が安い
・保証料を国土交通省が負担
(下請債権保全支援事業)
・信用状開設が利用できない会社とも貿易取引ができる
・信用状開設よりも早く取引ができる
・信用状開設よりも書類の厳格さがないので差し戻しなどのリスクが減る
・書類送付のディレイが起こらない
・いつでも資金化ができる
・融資でない資金調達
・審査が不要
・買取ファクタリングよりもコストが安い
・売掛先の倒産リスク回避
デメリット・ファクタリング手数料が高い・売掛先への通知が必要
・資金化までの時間がかかる
・全額買取ではない・保証金額は債権額全額でないこともある
・売掛先の倒産時にしか支払いはない
・保証料が発生する
・「信用状 L/C」よりもファクタリング手数料が高い・支払企業が導入するファクタリングなので、納入企業が主体となって導入できない

ファクタリングのよくある質問