セール&リースバックとは

資金調達方法のひとつとして「セール&リースバック」というものがあります。セール&リースバックとは資金調達でどのようなメリットがある方法なのでしょうか?今回はセール&リースバックについて解説します。

セール&リースバックとは

保有している資産「不動産・機械・設備機器」などを金融機関やリース会社に売却したのちに、その資産をリース契約で利用し続ける資金調達方法のこと

を意味します。

セール&リースバックの仕組み

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セール&リースバックの特徴

資産はそのまま継続利用ができる

例えば、オフィスビルを自社ビルで保有していた場合に単純に資金調達のために売却してしまったら、他の事務所へ移転しなければ業務が継続できません。

時間的コストや移転コストなどのロスが発生してしまいます。

セール&リースバックであれば、自社ビルを売却して売却金額を資金調達できると同時に、そのままリース契約をするので、賃料を支払っていれば同じオフィスビルを継続利用することができるのです。

つまり、実務的な影響がほとんど発生せずに資金調達ができる方法と言えます。

資産を売却した金額で資金調達が可能

不動産にしろ、設備機器にしろ、資産を売却することで一時的にお金が入るため、資金繰りは改善します。

資産のスリム化で財務メリットも大きい

融資の審査ではROA(総資産経常利益率)も審査の対象になります。

資産のうちの経常利益の割合です。

セール&リースバックであれば、経常利益がほぼ変わらない状態で資産を資金化できるので、ROAが改善するのです。

融資の審査などの評価も高くなるメリットがあります。

コストの平準化が図れる。経理上の作業コストの軽減も

不動産や動産を資産として所有していると

  • 減価償却費
  • 固定資産税
  • 保険料
    ・・・

など資産の保持に関するコストというものが発生し、これらは一定額ではありません。毎年減価償却費や固定資産税などの変動があるため、それに伴う税務申告などの経理作業コストも大きいのです。

セール&リースバックを利用すれば、毎月の一定額のリース代金の支払いになるので、毎月の経費負担が標準化でき、経営上のコスト見通しが立てやすいというメリットがあります。

資金が潤沢にあればセール&リースバックをする必要はない

資金繰りに余裕がある状態であれば、セール&リースバックをする必要はありません。

資産を売却して、保有時よりも割高なリース料を支払って、継続利用するのは全体で見るとコスト高になってしまいます。

資金繰りに余裕があるのであれば、資産を売却せず利用していた方がメリットが大きいのです。

セール&リースバックは「資金繰りが苦しいので資産を売却したいけども、今まで通りにその資産を継続利用したい」会社に有効な資金調達方法と考えましょう。

まとめ

セール&リースバックは、保有している資産をリース会社に売却し、リース契約で同じ資産を継続利用することを意味します。

  • 売却資金による資金繰りの改善
  • コストの平準化
  • 税務申告や経理作業の軽減

などのメリットがありますが、一般的に資金繰りに余裕がある会社が行うものではありません。

セール&リースバックは「資金繰りが苦しいので資産を売却したいけども、今まで通りにその資産を継続利用したい」会社に有効な資金調達方法です。


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