アサックスの法人・事業者向け不動産担保ローン|年2.20〜8.76%と3つの返済方式を公表資料で確認する

アサックスの法人・事業者向け不動産担保ローンの契約利率・融資金額・融資期間・遅延損害金をまとめたアイキャッチ

アサックスの「法人・事業者向け」不動産担保ローンは、300万円から10億円までを3ヶ月から35年で貸し出す商品です。契約利率は年2.20%〜8.76%で、下限も上限も、今回比較した5社の中で最も低い水準が公表されています。

加えて、この会社には他社と違う点が3つあります。返済方式を3つから選べること、年齢制限を設けていないと明記していること、そして東京証券取引所スタンダード市場に上場していることです。この記事では、公式サイトで公表されている条件を項目ごとに確認します。記載した条件は2026年9月5日時点の公表内容です。

アサックスの5商品で条件が違うのは融資期間だけであることを示した比較図

結論:金利の水準と返済方式の自由度で選ぶ商品

利率の水準と返済の組み方について、公表資料から確認できたのは次の点です。

  • 契約利率 年2.20%〜8.76% 5社の中で下限・上限とも最も低い
  • 融資期間の下限が3ヶ月 短期のつなぎにも使える。5年を下限とする会社もある中では柔軟
  • 返済方式が3つ 毎回金均等返済、元金一括返済、元利均等返済
  • 年齢制限なしと明記 「年齢制限なし。業績・決算内容にとらわれない独自の審査」と公表
  • 融資取扱手数料の下限が0% 条件次第では手数料なしという表示

一方で、確認できなかった項目もあります。対応エリアは公表されていません。また、担保権の順位に関する記載も、今回参照したページからは確認できませんでした。店舗は本社(恵比寿)のほか、日本橋・新宿・池袋・横浜の5拠点が公表されています。

公表されている貸付条件

公式サイトの「貸付条件について」に掲載されている、「法人・事業者向け」不動産担保ローンの条件をそのまま並べます。

項目 公表されている内容
融資金額 300万円〜10億円
契約利率 年2.20%〜8.76%
返済方式 毎回金均等返済/元金一括返済/元利均等返済
融資期間 期間3ヶ月〜35年(回数3回〜420回)
融資取扱手数料 融資額の0%〜3.3%
遅延損害金 年19.8%
中途解約金 返済元金の0%〜3.0%(期限前償還等を行う場合の解約金)
担保 不動産全般
連帯保証人 原則不要
貸金業登録番号 関東財務局長(15)第00035号

出典:アサックス「貸付条件について」(2026年9月5日確認)。同ページには「※お申し込みにあたり、当社所定の審査を行います。審査結果によっては、お客様のご希望に沿えない場合がございます。あらかじめご了承ください。」「※融資条件を確認の上、計画的にご利用ください。」と注記されています。

アサックスの公式ページのキャプチャ。法人・事業者向け不動産担保ローンの貸付条件が表で示されている

5つの商品で、条件が違うのは融資期間だけ

同社は不動産担保ローンを5つの商品に分けて案内しています。ただし、公表されている貸付条件を並べると、商品間で違うのは融資期間の1項目だけです。

商品 融資期間 その他の条件
「法人・事業者向け」不動産担保ローン 3ヶ月〜35年(3回〜420回) 融資金額300万円〜10億円/契約利率年2.20%〜8.76%/返済方式3種/融資取扱手数料0%〜3.3%/遅延損害金年19.8%/中途解約金0%〜3.0%/担保 不動産全般/連帯保証人 原則不要(すべて共通)
「個人向け」不動産担保ローン 3ヶ月〜35年(3回〜420回)
「不動産売却つなぎ」ローン 3ヶ月〜24ヶ月(3回〜24回)
「不動産購入・建築」ローン 3ヶ月〜35年(3回〜420回)
「不動産業者向け」ローン 3ヶ月〜35年(3回〜420回)

これが意味するのは、商品名は用途による入口の違いであって、条件の違いではないということです。事業資金として借りるなら「法人・事業者向け」、物件を売るまでのつなぎなら「不動産売却つなぎ」という具合に、相談の入口が分かれているだけです。

実務上は、自分の用途に一番近い入口から相談すれば、そこから先の条件は同じ土俵になります。他社では商品ごとに金利や上限が変わることがあるため、この設計は分かりやすい部類です。

返済方式を3つから選べる

今回比較した5社の中で、返済方式を3つ公表しているのはこの会社だけでした。

毎回金均等返済・元利均等返済・元金一括返済の3方式で返済額の推移がどう違うかを示した図

方式 毎回の返済額 向く場面
毎回金均等返済 初回が最も高く、返済が進むほど下がる 初期の負担に耐えられ、総支払額を抑えたい
元利均等返済 期間中ずっと一定 毎月の支出を固定して資金繰り表に落としたい
元金一括返済 期間中は利息のみ。満期に元金全額 物件の売却や別の調達で返す出口が決まっている

他社の公表条件と比べると、選択肢の広さがはっきりします。セゾンファンデックスとSBIエステートファイナンスは元利均等返済のみ、L&Fアセットファイナンスは元利均等と元金均等の2種、AGビジネスサポートは元金一括と元利均等の2種です。3種類すべてを選べるのはアサックスだけでした。

とくに融資期間の下限が3ヶ月である点と、元金一括返済が選べる点の組み合わせは、短期のつなぎ資金として使う場合に噛み合います。3ヶ月間は利息だけを払い、物件の売却代金で元金を返す、という組み方ができるからです。

ただし、元金一括返済は満期に元金の全額を用意する必要があります。売却が予定どおり進まない、次の調達が組めない、といった事態になると満期に行き詰まります。出口を先に決めてから方式を選ぶという順序は崩さないでください。

3ヶ月〜35年という幅を、どう使い分けるか

融資期間の下限3ヶ月と上限35年は、同じ商品の中に性格の違う2つの使い方が同居していることを意味します。5,000万円を年4.0%で借りる場合を、短期と長期で並べます。

項目 6ヶ月・元金一括返済 10年・元利均等返済
毎月の支払額 約16万6,000円(利息のみ) 約50万6,000円
満期に必要な資金 5,000万円(元金全額) 0円
期間中の利息総額 約100万円 約1,075万円
返済の原資 物件の売却代金や次の資金調達 事業のキャッシュフロー

年4.0%は公表されている契約利率2.20%〜8.76%の中間付近に置いた仮の値で、特定の申込者に適用される利率ではありません。それでも、短期で回すなら利息は約100万円で済む一方、10年で借りれば約1,075万円になるという規模の違いは見て取れます。

短期で使う場合は、月々の負担が軽い代わりに、満期に5,000万円を用意できるかどうかがすべてです。物件の売却を予定しているなら、売却の目途が立つ期間より余裕をもって設定してください。売れなければ、期間を延ばす交渉か、別の調達か、いずれにしても追加の手当てが必要になります。

長期で使う場合は、月々の負担を事業のキャッシュフローで賄えるかどうかが判断軸になります。この商品は契約利率で公表されているため、変動金利型のように基準金利の動きで返済額が動く設計かどうかは、公表資料からは確認できませんでした。申込時に確認してください。

なお、期日前に返す場合は中途解約金が返済元金の0%〜3.0%でかかります。短期のつもりで借りて早めに返す、という使い方をするなら、この費用も先に確認してください。

上場企業であることから確認できること

アサックスは東京証券取引所スタンダード市場に上場しています(証券コード8772)。公式サイトにも「IR情報」の入口が設けられています。

上場企業であることの意味は、投資家向けの情報開示が制度として義務づけられている点にあります。決算短信や有価証券報告書を通じて、貸付残高、貸倒れの状況、収益構造などが定期的に公表されます。非上場の貸金業者では、外部からこの水準の情報を確認することはできません。

借りる側にとって、この開示が直接の判断材料になるわけではありません。上場していることと、自分に有利な条件が出ることは別の話です。それでも、長期にわたって返済を続ける相手の財務状況を、公開情報で確認できる状態にあることは、確かめられる事実として押さえておく価値があります。

今回比較した5社のうち、自社が上場企業であるのはアサックスだけでした。セゾンファンデックスはクレディセゾンの100%子会社、SBIエステートファイナンスはSBIホールディングスのグループ企業、L&Fアセットファイナンスは横浜フィナンシャルグループと三井住友信託銀行の共同出資会社という位置づけです。いずれも親会社の側が上場しています。

「年齢制限なし」と「決算内容にとらわれない審査」の意味

商品ページには「年齢制限なし。業績・決算内容にとらわれない独自の審査」と表示されています。また「独立系金融機関の強みを活かし、年齢制限なし・業績や決算内容にとらわれない独自の審査基準で、事業資金・開業資金・納税資金等幅広い資金ニーズに迅速に対応いたします。」とも案内されています。

他社の多くが「申込時◯歳以上◯歳以下、完済時◯歳未満」という形で年齢条件を公表している中で、年齢制限を設けないと明記しているのは目立つ点です。ただし、これは年齢を理由に申込みを断らないという意味であり、審査に通ることを保証するものではありません。

審査の方針については「事業の継続性や今後の事業計画から判断」とも記載されています。過去の決算だけでなく、これからの計画を見るという説明です。同社が対象として挙げているのは次のような場合です。

  • 新規事業や開業資金が必要な方
  • 銀行での借入れを断られた方
  • 急なつなぎ資金が必要な方
  • 継続的に運転資金を借入れしたい方
  • 税金の一括納付を希望する方
  • 銀行借入条件の見直しを希望する方

資金使途については「資金使途が自由。目的別ローンではないため、事業資金+納税資金など組み合わせもお客様次第」と案内されています。複数の用途をまとめて1本の借入にできる、ということです。

申込から融資までのスピードと受付時間

スピードについては「簡易審査1日、最短3日でご融資のスピード感で迅速な対応」「お申込から最短3日」と公表されています。ご融資までの流れのページでも「アサックスなら、お申し込みから最短3営業日でご融資実行可能です」と案内されています。

もうひとつ、他社の公表条件ではあまり見ない項目があります。電話受付の時間帯です。

項目 公表されている内容
電話申込 0120-66-5555
受付時間 平日8:00〜20:00/土日祝9:00〜18:00
対応者 新規の相談も専門知識のある担当者が直接対応すると案内
WEB申込 事前に準備する書類はないと案内

平日は朝8時から夜8時まで、土日祝も受け付けています。AGビジネスサポートが平日9:30〜18:00(土日祝は定休日)、SBIエステートファイナンスが月〜土9:00〜17:45と公表しているのと比べると、対応できる時間帯が広く取られています。

資金繰りの相談は、営業時間中に電話をかける余裕がない状況で発生することが少なくありません。土日に相談できる窓口があるかどうかは、条件表には表れにくいものの実務では効いてきます。

必要になる書類

必要書類は審査時と契約時で分けて公表されています。

場面 書類
審査時 本人確認書類、収入確認書類
契約時 実印、印鑑証明書、住民票、収入印紙、権利書、本人確認書類

他社と比べて簡素な表示です。L&Fアセットファイナンスが公図・地積測量図・建物図面まで、AGビジネスサポートが固定資産評価証明書(名寄台帳)や納税証明書まで列挙しているのに対し、この会社は「本人確認書類、収入確認書類」という区分にとどめています。

また、WEB申込の欄には「事前にご準備いただく書類はありません」と案内されています。まず相談してから、必要な書類を案内される流れと読み取れます。実際に何を求められるかは案件によって変わるため、申込の段階で確認してください。

利率と返済方式を他社と並べる

返済方式を選べることが5社の中でどれだけ珍しいのかを見るため、各社の返済方式を、利率の公表区分・融資額・融資期間・手数料と合わせて並べます。いずれも2026年9月5日に各社が公表していた条件です。

会社 利率(公表区分) 融資額 融資期間 手数料 返済方式
アサックス 契約利率 年2.20〜8.76% 300万円〜10億円 3ヶ月〜35年 0%〜3.3% 毎回金均等/元金一括/元利均等
セゾンファンデックス 変動3.4〜5.2%/固定4.50〜9.90% 500万円〜5億円 5年〜25年 事務1.65%以内+調査0.55%以内 元利均等
SBIエステートファイナンス 変動3.95〜8.05%(実質年率15.00%以下) 300万円〜10億円 1年〜35年 2.20〜2.75%(税込) 元利均等
AGビジネスサポート 契約利率 変動2.99〜11.80% 100万円〜5億円 最長30年 0.00〜3.00% 元金一括/元利均等
L&Fアセットファイナンス 変動3.64〜7.80% 300万円〜10億円 1年超〜35年以内 2.20%(税込) 元利均等/元金均等

この並びで見えることが3つあります。

ひとつは、契約利率の下限2.20%・上限8.76%がともに最も低いこと。上限まで見て判断するという原則からすると、最悪の条件で比べても最も軽い水準になります。

ふたつめは、融資期間の下限3ヶ月が最も短いこと。SBIエステートファイナンスの1年、セゾンファンデックスの5年と比べると、短期の使い方ができる幅があります。

みっつめが、返済方式の選択肢が最も多いことです。ただし、公表区分が会社ごとに違う点は変わりません。アサックスは「契約利率」として公表しており、実質年率は年15.00%以下と別に案内されています。SBIエステートファイナンスの「実質年率15.00%以下」とは意味が違うため、同じ区分どうしで比べてください。

会社の基礎情報

項目 公表されている内容
商号 株式会社アサックス(ASAX CO., LTD.)
設立 1969年7月
資本金 23億784万円
上場市場 東京証券取引所スタンダード市場(証券コード8772)
代表者 代表取締役社長 草間 雄介
本社所在地 東京都渋谷区広尾1-3-14
事業内容 不動産担保ローン
店舗 本社(恵比寿)、日本橋支店、新宿支店、池袋支店、横浜支店
貸金業登録番号 関東財務局長(15)第00035号
加盟団体 日本貸金業協会会員 第000023号、株式会社日本信用情報機構(指定信用情報機関)

アサックスの公式ページのキャプチャ。会社概要が表示されている

この会社概要で特徴的なのは、東京証券取引所スタンダード市場に上場している点です。今回比較した5社の中で、自社が上場企業であるのはアサックスだけでした。他の4社は、上場企業のグループ会社(セゾンファンデックス、SBIエステートファイナンス、L&Fアセットファイナンス)か、非上場です。

上場していることは、有価証券報告書などで財務内容が定期的に開示されることを意味します。ただし、上場していることが利率や手数料の条件に反映されているかどうかまでは、公表資料からは判断できませんでした。

貸金業登録番号のカッコ内は(15)で、15回目の登録期間ということになります。更新は3年ごとであるため、初回登録から相当の年数が経過している計算になります。設立が1969年7月という公表値とも整合します。

店舗は本社を含めて5拠点で、すべて東京都と神奈川県にあります。対応エリアそのものは公表されていませんが、拠点の配置は相談のしやすさに影響します。

「契約利率」と「実質年率」の使い分け

同社が公表している利率は2種類あります。ひとつが契約利率 年2.20%〜8.76%、もうひとつが実質年率 年15.00%以下です。

契約利率は、毎回の返済額の計算に使われる利率です。実質年率は、支払利息だけでなく各種手数料まで含めた支払いの合計額を年率に換算したもので、上限を示す表示です。同じ商品について、意味の違う2つの数字が並んでいるということになります。

会社 契約利率・融資年率として公表 実質年率として公表
アサックス 年2.20%〜8.76% 年15.00%以下
AGビジネスサポート 変動2.99%〜11.80%/固定2.99%〜14.80% 15.00%以下
SBIエステートファイナンス 変動3.95%〜8.05% 15.00%以下
L&Fアセットファイナンス 変動3.64%〜7.80% 15.00%以下
セゾンファンデックス 変動3.4%〜5.2%/固定4.50%〜9.90% 当該ページでは確認できず

並べると、実質年率の表示は4社とも「15.00%以下」で横並びであることが分かります。この数字だけを見ても会社の差は出ません。差がつくのは契約利率・融資年率のほうです。比較表を見るときは、どちらの区分の数字が並んでいるのかを先に確かめてください。

もうひとつ、実質年率には手数料が含まれる点も押さえておく価値があります。契約利率が同じでも、融資取扱手数料が0%の場合と3.3%の場合では、実質年率は変わります。金利だけを見て並べ替えると、実際の負担の順序とはずれることがあります。

申し込む前に確認しておきたい点

  • 対応エリアが公表されていない 担保物件の所在地が対象になるか、事前に確認する
  • 担保権の順位に関する記載が確認できなかった 先順位に抵当権がある場合は直接確認する
  • 契約利率と実質年率は別の表示 契約利率年2.20〜8.76%、実質年率は年15.00%以下
  • 中途解約金は返済元金の0%〜3.0% 繰上返済を前提にするなら織り込む
  • 元金一括返済を選ぶなら出口を先に決める 満期に元金全額が必要になる
  • 年齢制限なしは申込みの話 審査の通過を保証するものではない

よくある質問

「毎回金均等返済」とはどういう方式ですか

同社が返済方式として公表している名称です。毎回の元金を一定にする方式と読み取れます。返済が進むほど残高が減るため、利息の部分が小さくなり、毎回の返済額も下がっていきます。初回の負担が最も重い代わりに、総支払額は元利均等返済より小さくなります。具体的な計算方法は申込時に確認してください。

年齢が高くても借りられますか

商品ページに「年齢制限なし」と明記されています。他社が完済時年齢を条件として公表しているのとは異なる表示です。ただし、これは年齢を理由に申込みを断らないという意味であり、審査に通ることを保証するものではありません。同社も所定の審査がある旨を注記しています。

赤字決算でも申し込めますか

「業績・決算内容にとらわれない独自の審査」「事業の継続性や今後の事業計画から判断」と公表されています。過去の決算だけで判断しないという説明ですが、融資を保証するものではありません。

3ヶ月だけ借りることはできますか

融資期間は「期間3ヶ月〜35年(回数3回〜420回)」と公表されており、下限は3ヶ月です。短期のつなぎとして使う場合は、元金一括返済との組み合わせが考えられます。ただし中途解約金が返済元金の0%〜3.0%で設定されているため、期日前に返す場合の費用も確認してください。

どこに相談すればよいですか

電話は0120-66-5555で、受付時間は平日8:00〜20:00、土日祝9:00〜18:00と公表されています。WEB申込も用意されており、事前に準備する書類はないと案内されています。店舗は本社(恵比寿)のほか、日本橋・新宿・池袋・横浜の4支店です。

担保にできる不動産に条件はありますか

公表されているのは「不動産全般」という記載までで、種類や築年数、所在地に関する条件は今回参照したページからは確認できませんでした。担保権の順位についての記載も見当たりませんでした。先順位に抵当権や根抵当権が設定されている物件を担保に立てたい場合は、申込前に直接確認してください。順位を問わないと明記している他社(セゾンファンデックス、AGビジネスサポート)を並行して当たるのも現実的です。

店舗に行かないと申し込めませんか

WEB申込が用意されており、電話でも新規の相談を受け付けています。店舗は本社(恵比寿)のほか、日本橋・新宿・池袋・横浜の4支店が公表されています。すべて東京都と神奈川県にあるため、対面での相談を希望する場合は、拠点の位置も検討材料になります。

返済に困ったときの相談先はありますか

同社のサイトには、返済等で悩んでいる場合の相談先として「貸金業相談・紛争解決センター 0570-051-051(受付時間9:00〜17:00、土・日・祝日・12月29日〜1月4日を除く)」が案内されています。日本貸金業協会が運営する窓口で、貸金業者との間で解決しない苦情や紛争を持ち込めます。

まとめ

アサックスの「法人・事業者向け」不動産担保ローンは、300万円〜10億円を3ヶ月〜35年で借りる商品です。契約利率は年2.20%〜8.76%で、今回比較した5社の中では下限も上限も最も低い水準が公表されています。融資取扱手数料は融資額の0%〜3.3%、遅延損害金は年19.8%、中途解約金は返済元金の0%〜3.0%です。

返済方式を毎回金均等返済・元金一括返済・元利均等返済の3つから選べる点と、融資期間の下限が3ヶ月である点は、他社にない柔軟さです。短期のつなぎから35年の長期まで、同じ条件表の中で組み方を変えられます。

また、「年齢制限なし」「業績・決算内容にとらわれない独自の審査」と明記されており、東京証券取引所スタンダード市場に上場している点も、5社の中では同社だけの特徴です。

一方で、対応エリアと担保権の順位に関する条件は、今回参照したページからは確認できませんでした。担保にする物件の所在地と、先順位に抵当権があるかどうかは、相談の最初に確認してください。土日祝も電話を受け付けているため、平日に時間が取れない場合でも相談の入口はあります。

下限年率2.20%が5社の中でどの位置にあるかは、5社の公表年率と手数料を並べた記事で確認できます。今回参照したページからは確認できなかった対応エリアと担保権の順位については、取扱地域を限定して明記するSBIエステートファイナンスの不動産担保ローン、担保権の順位を問わないと明記するセゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンのように、公表の仕方そのものが会社ごとに違います。何をどこまで公表しているかで会社を絞る手順は公表条件と貸金業登録から確かめる記事にまとめました。返済方式や年齢制限のように、金利以外の条件で候補が絞られることもあります。項目ごとに各社を並べたものは不動産担保ローンの比較一覧にあります。不動産担保ローン自体を他の調達手段と比べる場合は、不動産担保ローンで資金調達する方法が入口になります。