不動産担保ローン金利比較。金利相場と低金利の不動産担保ローンとは?

man
「不動産担保ローンの金利はどのくらいなの?」
「不動産担保ローンで一番低金利のものはどれ?」
・・・

と不動産担保ローンを借りる中でも低金利の不動産担保ローンを探している方も多いかと思います。今回は不動産担保ローンの金利比較、金利相場と金利の見方について解説します。

銀行不動産担保ローンは資金調達には利用できない!?

銀行不動産担保ローンは資金調達には利用できない!?

まず、理解しておいてほしいのは

銀行は、企業の資金調達ための不動産担保ローンを提供していない。

という事実です。

man
「あれっ、楽天銀行とか、オリックス銀行とか、不動産担保ローンってなかったっけ?」
concierge
  • 東京スター銀行
  • 楽天銀行
  • オリックス銀行
  • 関西アーバン銀行
  • 住信SBIネット銀行

などは「不動産担保ローン」というローン商品を提供していますが、すべて「個人向け」のローン商品なのです。

例:東京スター銀行「スター不動産担保ローン」

例:東京スター銀行「スター不動産担保ローン」

ご資金のお使いみち

資金使途自由でお使いいただけます(事業性の融資を除きます)。お申し込みご本人に対する融資(事業性の融資を除きます)のお借り換え、およびおまとめにもご利用可能です。

例:楽天銀行「不動産担保ローン」

例:楽天銀行「不動産担保ローン」

原則自由(事業性資金、当行からのお借入れの借換にはご利用いただけません。)
※ 書面(見積書等)にてお使いみちは確認させていただく場合があります

「事業性資金への融資は不可」

ということです。

これは他の銀行不動産担保ローンも、ほぼ横並びで、関西アーバン銀行の不動産担保ローンのみ

例:楽天銀行「不動産担保ローン」

※事業資金にもご利用いただけます。(ただし、法人への転貸資金にはご利用いただけません。)

「法人への転貸資金にはご利用いただけません。」というのは「個人事業主のみ利用可能」ということです。

つまり、資金調達で銀行不動産担保ローンを利用しようとしても「利用できない」ということです。
man
なぜ、銀行の不動産担保ローンは企業の資金調達に利用できないの?
concierge
必要がないからです。銀行は通常の融資の範囲内で「不動産担保」を求めてきます。

無担保で融資の基準に達していない場合は、銀行側から「不動産担保」や「第三者の保証人」を求めてくるので、わざわざ不動産担保ローンを法人向けに商品化しても、通常の銀行融資とバッティングしてしまうだけなので必要性がないのです。

銀行が取り扱う不動産担保ローンというのは

  • 個人向け不動産担保ローン
  • マイホーム向け住宅ローン
  • 賃貸物件に資金使途が限定されるアパートローン

に限られてくるのです。

※アパートローンは不動産担保ローンの一種です。賃貸物件の購入資金、借り換え資金にのみ利用できるのがアパートローンです。
※十田うローンはマイホームの購入資金に利用するローンで、これも不動産担保ローンの一種です。

不動産担保ローン金利を比較するときは

ノンバンクが提供している法人向けの不動産担保ローン

を比較することになります。

法人向け不動産担保ローン金利比較

不動産担保ローン名本社所在地下限金利上限金利事務手数料(税込)融資金額最大個人利用事業性資金利用おまとめ・借り換え利用融資スピード最長返済期間家族保有不動産の担保可否
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/不動産担保ローン
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/不動産担保ローン
東京都2.40%7.50%融資金額の2.2%~2.75%50,000万円最短即日融資300ヶ月○親族、経営する会社の役員
セゾンファンデックス/事業者向け不動産担保ローン
セゾンファンデックス/事業者向け不動産担保ローン
東京都2.75%9.90%融資金額の2.2%※調査料含む(訪問契約の場合+2.2~4.4万円)50,000万円-最短3営業日審査回答/融資最短1週間300ヶ月○代表者の親族(三親等以内)が所有する不動産
AGビジネスサポート不動産担保ローン
AGビジネスサポート不動産担保ローン
東京都2.49%8.99%※2023年11月1日以降の新規契約に適用無料5億円-数日元金一括返済:最長2年(24回以内)
元利均等返済:最長30年(360回以内)
つばさコーポレーション不動産スーパーサポートローン
つばさコーポレーション不動産スーパーサポートローン
東京都3.80%7.80%融資金額の0%~2.2%-最短3日360ヶ月-
クラウドバンク・フィナンシャルサービス不動産担保ローン
クラウドバンク・フィナンシャルサービス不動産担保ローン
東京都6.00%15.00%無料100,000万円--60ヶ月-
総合マネージメントサービス不動産担保ローン
総合マネージメントサービス不動産担保ローン
東京都3.40%9.80%融資金額の1.1%~5.5%50,000万円最短即日420ヶ月-
日宝不動産活用ローン
日宝不動産活用ローン
東京都4.00%9.90%-50,000万円最短即日~1週間360ヶ月
三鷹産業不動産担保ローン
三鷹産業不動産担保ローン
大阪府6.00%15.00%-10,000万円最短即日120ヶ月-
エム・アール・エフ不動産担保ローン/オーダーメイドプラン
エム・アール・エフ不動産担保ローン/オーダーメイドプラン
福岡県6.00%15.00%無料30,000万円--24時間以内に仮審査回答240ヶ月
三井住友トラストL&F/【不動産担保型】L&Fカードローン
三井住友トラストL&F/【不動産担保型】L&Fカードローン
東京都2.99%8.90%無料10,000万円最短1週間36ヶ月○物上保証
AGビジネスサポート不動産担保カードローン
AGビジネスサポート不動産担保カードローン
東京都5.00%11.9%※2023年1月23日以降の新規契約に適用無料5,000万円※個人事業主は2,000万円以下-数日元金定率リボルビング返済:最長8年4か月(100回以内)
元金自由返済:最長5年(60回以内)
三井住友トラストL&F/不動産活用ローン(ビジネスコース)
三井住友トラストL&F/不動産活用ローン(ビジネスコース)
東京都3.90%7.40%融資金額の2.2%100,000万円-最短1週間420ヶ月○物上保証
ユニーファイナンス不動産担保ローン
ユニーファイナンス不動産担保ローン
愛知県6.00%14.00%-3,000万円最短3日120ヶ月-
つばさコーポレーション不動産活用ローン
つばさコーポレーション不動産活用ローン
東京都5.70%15.00%融資金額の0%~5.5%-数日360ヶ月-
ニチデン不動産担保ローン
ニチデン不動産担保ローン
大阪府5.50%14.60%-10,000万円数日240ヶ月○第三者名義
ジェイ・エフ・シー事業者向け不動産担保ローン
ジェイ・エフ・シー事業者向け不動産担保ローン
東京都5.86%15.00%融資額の5.5%以内50,000万円-最短3日120ヶ月-
トラストホールディングス不動産担保ローン
トラストホールディングス不動産担保ローン
東京都3.45%7.45%融資金額の0.0%~5.5%100,000万円最短即日360ヶ月-
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/売却つなぎローン
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/売却つなぎローン
東京都2.40%7.50%融資金額の1.1%~3.3%50,000万円最短即日融資18ヶ月○親族、経営する会社の役員
オープンハウスグループ「アイビーネット」/不動産担保ローン
オープンハウスグループ「アイビーネット」/不動産担保ローン
東京都2.87%9.50%融資金額の2.2%100,000万円最短3日応相談-
エム・アール・エフ不動産担保ローン/長期間元金据置プラン
エム・アール・エフ不動産担保ローン/長期間元金据置プラン
福岡県4.00%9.90%融資金額の3.3%30,000万円--24時間以内に仮審査回答240ヶ月
エム・アール・エフ不動産担保ローン/ブリッジプラン
エム・アール・エフ不動産担保ローン/ブリッジプラン
福岡県5.00%9.60%融資金額の2.2%30,000万円--24時間以内に仮審査回答12ヶ月
ロードスターファンディング不動産担保ローン
ロードスターファンディング不動産担保ローン
東京都5.00%15.00%-50,000万円---120ヶ月-
中央リテール不動産担保ローン
中央リテール不動産担保ローン
東京都8.20%9.80%-3,000万円4日120ヶ月-
ビジネスパートナー/不動産担保目的ローン
ビジネスパートナー/不動産担保目的ローン
東京都2.50%9.50%無料10,000万円-最短5営業日240ヶ月○親族、経営する会社の役員、第三者
ビジネスパートナー/不動産担保フリーローン
ビジネスパートナー/不動産担保フリーローン
東京都2.50%15.00%無料10,000万円-最短5営業日240ヶ月○親族、経営する会社の役員、第三者
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/不動産投資ローン
SBIエステートファイナンス不動産担保ローン/不動産投資ローン
東京都2.40%6.50%融資金額の2.2%~2.75%50,000万円○投資用不動産の購入資金(不動産評価額の50%が上限)○投資用不動産の購入資金(不動産評価額の50%が上限)-最短即日融資300ヶ月○親族、経営する会社の役員
アイフル不動産担保ローン/事業サポートプラン
アイフル不動産担保ローン/事業サポートプラン
東京都3.00%12.00%無料10,000万円--120ヶ月-
三井住友トラストL&F/不動産活用ローン(フリーコース)
三井住友トラストL&F/不動産活用ローン(フリーコース)
東京都3.90%7.40%融資金額の2.2%100,000万円-最短1週間420ヶ月○物上保証
新生インベストメント&ファイナンス/不動産購入ローン
新生インベストメント&ファイナンス/不動産購入ローン
東京都2.80%4.10%融資金額の1.1%~2.2%100,000万円最短1週間420ヶ月○親族
新生インベストメント&ファイナンス/ 事業者向け不動産担保ローン
新生インベストメント&ファイナンス/ 事業者向け不動産担保ローン
東京都2.80%5.50%融資金額の2.2%100,000万円--最短1週間420ヶ月○親族
新生インベストメント&ファイナンス/ 事業者向け売却物件ローン
新生インベストメント&ファイナンス/ 事業者向け売却物件ローン
東京都2.80%5.50%融資金額の2.2%100,000万円--最短1週間12ヶ月○親族
新生インベストメント&ファイナンス/不動産事業者向け仕入資金(不動産商品ローン)
新生インベストメント&ファイナンス/不動産事業者向け仕入資金(不動産商品ローン)
東京都2.80%6.80%融資金額の2.2%100,000万円--最短1週間24ヶ月○親族
アイアイ事業者向け不動産担保ローン
アイアイ事業者向け不動産担保ローン
東京都4.00%12.00%-50,000万円-最短即日420ヶ月-

法人向け不動産担保ローン金利相場

法人向け不動産担保ローン金利相場
下限金利:3.0%~6.0%
上限金利:7.8%~15.0%

とかなり幅がある形になっています。

法人向け不動産担保ローン金利比較のポイント

法人向け不動産担保ローン金利比較のポイント

上限金利が低金利の不動産担保ローンがおすすめ

不動産担保ローンは

「○○%~△△%」

という形で「下限金利」「上限金利」が設定される形になっています。

その金利の間でどの金利が適用されるのかは「審査次第」なのです。

「審査次第」とは言えども

  • 上限金利が高金利 → 適用金利も高金利
  • 上限金利が低金利 → 適用金利も低金利

という傾向があります。

concierge
法人向けの不動産担保ローンでは「上限金利」が10%を切る低金利の不動産担保ローンをおすすめします。
man
「なぜ、下限金利で比較してはいけないの?」
concierge
「下限金利」が適用されるケースはほとんどないからです。

家電量販店のチラシで「ノートパソコン 9,999円~」となっているのと、同じです。たしかにノートパソコンの一番旧型のものは9,999円でwifiとセット販売していますが、他のノートパソコンは8万円台のものばかりという感じです。

お客さんを集めるための「エサ」の金利であって、実際問題はその下限金利が適用金利になる可能性というのはほとんどないのです。

下限金利が適用金利として適用されるケースというのは

  • 利益が十分に出ている会社
  • 事業歴が10年以上の会社
  • その不動産担保ローンの利用実績がある
  • 借入希望額に対して担保評価額が大きい
  • 都内の一等地の不動産が担保
  • 他社借入なし
    ・・・

というようにすべての融資条件の評価がトップクラスでないと、実現しないのです。

concierge
不動産担保ローンの金利比較では「下限金利」よりも「上限金利」が重要なのです。

不動産担保ローンでは「担保の評価額」が重要になる

不動産担保ローンの適用金利というのは

「借入希望額 / 担保評価額」の割合が小さければ小さいほど

審査に通りやすく
金利は低金利になります。

例えば

3000万円の担保価値がある不動産がある場合

  • 2500万円借りる → 金利は高めの金利が適用される
  • 100万円借りる → 金利は低めの金利が適用される

なぜかというと、不動産担保ローン会社の貸し倒れリスクが小さくなるからです。

3000万円の不動産を担保にして、100万円しか融資しなければ、貸し倒れリスクはほとんどありません。不動産市場がどんな状態になったとしても、100万円以上で売れるのは間違えないからです。

man
「でも、すでに借りる金額も決まっているし、担保である不動産も決まっているから、結局変わらないのでは?」

と思う方もいるかと思いますが

選ぶ不動産担保ローンによって、担保価値は変わってくるのです。

担保価値の評価方法

【要確認】不動産担保ローンの審査基準の中身と審査の甘い不動産担保ローンの選び方

これは不動産担保ローンによって

  • 不動産鑑定の仕方が多少異なること
  • 掛目の設定が異なることが

が要因となります。

掛目(かけめ)とは

金融機関が担保を評価するときに乗じるリスク回避のための割合のことです。

資金化の確実性が高い担保ほど高い「掛目」が設定されます。

  • 預金担保 → 掛目100%
  • 有価証券担保 → 掛目90%
  • 売掛債権担保 → 掛目80%~90%
  • 不動産担保 → 掛目70%

が相場となっています。

しかし、不動産担保ローンの中では、相場の掛目70%ではなく、掛目100%で融資をしてくれる会社もあるのです。

掛目100%の不動産担保ローンは、不動産担保ローン専門会社の提供している不動産担保ローンが多いようです。

不動産担保ローン専門会社は、その名の通り「不動産担保ローン」しかローン商品を扱っていません。しかし、不動産売買などの不動産事業を展開している会社が多いのです。

不動産担保ローン専門会社は、不動産売買の機能があるので、不動産売買の機能がないノンバンクと比較すると

  • 不動産の担保価値をタイトに評価することができる
  • 万が一担保を売却するときに売買手数料6.0%が手に入る

というメリットがあるため、担保価値の評価も甘くなり、掛目の設定も100%近くに設定されるのです。

concierge

同じ不動産でも不動産担保ローンによって評価額が変わってくるため、少しでも評価額の高い不動産担保ローンを選べば、不動産担保ローンの適用金利が低金利になる可能性があるのです。

少しでも適用金利を低金利にするためには、不動産担保ローン専門会社の不動産担保ローンをおすすめします。

金利だけでなく、事務手数料も含めて検討する

不動産担保ローンの金利だけを見ていると「事務手数料」を見落としてしまいがちです。

しかし、

  • 低金利でも事務手数料が高い不動産担保ローン
  • 高金利だけれども事務手数料が安い不動産担保ローン

を比較するときに「金利」だけで比較してはいけないのは、当然なのです。

事務手数料は、無料の不動産担保ローンもあれば、借入額の5.0%という高額設定の不動産担保ローンもあります。いくら低金利の不動産担保ローンであったとしても、借入額の5.0%も事務手数料で取られてしまっては、かなりの高金利と変わらないことになってしまいます。

concierge
不動産担保ローンを金利比較するときは、事務手数料も同時に比較する必要があります。

複数の不動産担保ローンで相見積もりを取るのがベスト

一番負担額の安い不動産担保ローンを選ぼうとしても

  • 金利は幅があるので適用金利は「審査次第」
  • 事務手数料も幅がある
  • いくら借りられるかも、不動産担保ローン会社次第
    ・・・

なのですから、公開されている情報のみで不動産担保ローンを比較しようとしても、限界があるのです。

だとすれば、一番効率的な方法は

  1. 3社ほど候補の不動産担保ローンを選び
  2. 3社に審査を申込み
  3. 一番融資条件(金利、事務手数料、融資額)が良かった不動産担保ローンを選ぶ

という方法になります。

concierge

相見積もりを取るのが一番良い方法なのです。

融資条件を見ても、3社とも明確な融資条件が出そろえば、一番有利な不動産担保ローンが見つかるはずです。

無担保ローンのビジネスローンとは違って、不動産担保ローンの場合はもともと即日融資のようなスピードを重視するタイプの資金調達方法ではないので、3社の相見積もりをしてから、慎重に不動産担保ローンを決定しても、遅くはないのです。

不動産担保ローンの種類別の金利の違い

不動産担保ローンの種類別の金利の違い

不動産担保ローンとは

  • 不動産を担保にしたローン商品のこと

ですから

  • マイホームの購入資金を融資する住宅ローンも、不動産担保ローンの一種
  • 賃貸物件の購入資金を融資するアパートローンも、不動産担保ローンの一種
  • 注文住宅の引き渡しまでの資金を提供するつなぎローンも、不動産担保ローンの一種
  • 別荘の購入資金を融資するセカンドハウスローンも、不動産担保ローンの一種

ということになります。

  • 資金使途自由なのが不動産担保ローン

ですが、

資金使途を限定することによって、細かい分類が生まれてくるのです。

不動産担保ローンの種類別にも金利相場は変わってきます。

不動産担保ローンの種類別の金利相場:金利が高い順

  1. 不動産担保ローン/使途:自由 3.0%~15.0%
  2. アパートローン/使途:賃貸物件の購入資金 2.0%~5.0%
  3. つなぎローン/使途:つなぎ資金 1.0%~3.0%
  4. セカンドハウスローン/使途:別荘 1.0%~3.0%
  5. 住宅ローン/使途:マイホーム 0.5%~2.0%

一般的な会社が事業資金として不動産担保ローンを検討しているのであれば、不動産担保ローンを選ぶ形になりますが、不動産管理会社が自社物件の購入資金として不動産担保ローンを検討しているのあれば、アパートローンを利用できるかも知れないのです。アパートローンの方が金利面では優遇されます。

事業性資金であっても、賃貸経営のための資金調達であれば、アパートローンが利用可能です。アパートローンの方が低金利で借りられる可能性があります。また、不動産会社向けの低金利の不動産担保ローンを提供しているところもあるので、不動産会社の方は不動産会社向けの不動産担保ローンをおすすめします。一般の法人向けの不動産担保ローンよりも低金利の可能性があります。

現在借入中のローンや融資よりも低金利なら借り換えも可能

現在借入中のローンや融資よりも低金利なら借り換えも可能

資金調達方法別に金利を比較すると

資金調達方法別の金利相場:金利が高い順

  1. ビジネスローン:5.0%~18.0%
  2. 不動産担保ローン:3.0%~15.0%
  3. 銀行融資:2.0%~5.0%

というところです。

つまり、「銀行融資から不動産担保ローンへの借り換え」はありえないのですが
「ビジネスローンから不動産担保ローンの借り換え」はありえるのです。
  • ビジネスローンで金利が年率15.0%
  • 不動産担保ローンで金利が年率10.0%

であれば、不動産担保ローンで借りて、その資金でビジネスローンを完済してしまえば「借り換え」が完了します。

concierge

「借り換え」は、個人でも、法人でも、できるので法人の利息負担を抑えるために効果的な選択肢なのです。

不動産担保ローンは借入期間も長く設定できるので、借り換えと同時に返済期間を長めに設定しておけば、毎月の返済額は大幅に軽減することができます。

まとめ

不動産担保ローンを金利で比較するポイントは

  • 上限金利で比較する
  • 下限金利はあてにしない
  • 担保評価額が高くなる不動産担保ローンを選ぶ
  • 不動産担保ローン専門会社の不動産担保ローンがおすすめ
  • 銀行の不動産担保ローンは法人の資金調達では利用できない
  • 事務手数料と一緒に比較する

というものがあります。

concierge

それでも、金利も幅があり、事務手数料にも幅があるため、一概に「この不動産担保ローンが一番低金利の不動産担保ローン」と言い切ることはできません。結局、金利は審査次第であり、その不動産担保ローンの査定方法、審査方法、審査方針などに大きく依存するのです。

一番有利な不動産担保ローンを選ぶためには、候補として3社ほどの不動産担保ローンを選び、実際に相見積もりを取ってみて、一番融資条件の良い不動産担保ローンを選ぶことをおすすめします。

また、不動産担保ローンは高金利の借入があれば借り換えをすることもできるので、ビジネスローンで借入中の方は借り換え余地も合わせて検討することをおすすめします。

注目の資金調達方法

資金調達

資金調達方法には何がある?資金調達方法31種類のメリットデメリット

資金調達方法の種類を徹底網羅して解説しています。資金調達方法は、思っている以上に多くの種類があり、資金調達方法ごとにメリットデメリットが存在します。中小企業であっても、使える資金調達方法は多くあるので、まずは「どのような資金調達方法があるのか?」把握することをおすすめします。資金調達の選択肢を知ったうえで、メリットデメリットを確認し、自社の状況に合わせた資金調達方法を選びましょう。

銀行融資

銀行融資のすべて。銀行融資を成功に導く申込方法・融資の引き出し方・交渉方法と銀行融資審査

銀行融資は、資金調達の基本中の基本です。そのわりに「銀行からどうやって融資を引き出すのか?」「銀行融資の審査は何を審査しているのか?」「銀行の融資担当者と交渉するときはどうすれば良いのか?」正確に理解している中小企業の経営者はほとんどいないのが現状です。銀行を味方につけることで、企業の資金繰りは何倍も楽になり、会社規模を成長させることができるのです。

ビジネスローン

ビジネスローンを活用した資金調達方法のすべて/130社比較・即日融資・無担保・審査

ビジネスローンは、以前は銀行ビジネスローンが主流でしたが、銀行は貸し倒れの増加に伴いビジネスローンの提供に対してかなり消極的になっています。現時点ではビジネスローンは、大手消費者金融が提供するローンサービスであり、銀行融資よりも、「審査が甘い」「即日融資が可能」という点で中小企業の経営者に重宝される資金調達方法となっています。金利が高いなどのデメリットもあるため、短期の資金繰りを乗り切るための選択肢として考えましょう。

ファクタリング

ファクタリングとは?融資審査に通らない方のための資金調達方法

ファクタリングは、売掛債権を譲渡することで早期に資金化する資金調達方法のことを言います。ファクタリングの場合は、審査対象が資金が必要な会社ではなく、売掛先になります。そのため、銀行融資やビジネスローンよりも、売掛先の信用力が高ければ審査に通りやすいメリットがあります。その上、ファクタリングは「債権の譲渡」でしかないため「借入」として決算書に掲載されないので、今後の銀行取引にもマイナスの影響がありません。

不動産担保ローン

不動産担保ローンを活用した資金調達方法のすべて。審査や金利、借り換え方法を比較

不動産担保ローンは、文字通り、土地、マンション、ビル、店舗、工場、戸建てなどの不動産を担保に資金を調達する資金調達方法のことを言います。無担保のビジネスローンと比較すると担保がある分、「高額な借り入れが可能」「数十年単位の長期間の借り入れが可能」「審査が通りやすい」というメリットがあります。ただし、返済できなければ担保である不動産を失ってしまうというデメリットもあるので注意が必要です。

資金調達でおすすめのビジネスローンはこちら
ビジネスローン
資金調達でおすすめの不動産担保ローンはこちら
不動産担保ローン
資金調達でおすすめのファクタリングはこちら
ファクタリング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

資金調達のコンサルティング、資金調達のサポート事業を行っています。銀行融資から、担保融資、ビジネスローン、不動産担保ローン、ファクタリングまで、様々な資金調達方法を紹介し、資金繰りの改善をお手伝いしています。実際に私が経営している会社でも、様々な方法で資金調達を実現させました。