今回は、実際に筆者が持っている木造戸建ての火災保険を利用して、火災保険を申請し、資金調達するまでをやってみました。
火災保険の保険金申請の概要
火災保険の保険金申請とは?
を言います。
勘違いしやすい点は
ということです。
というものです。
筆者自身も
と半信半疑でしたが、火災保険申請サポートの専門家曰く
とのことですので、今回は安心してお任せしてみました。
筆者の火災保険の保険金申請の概要
提供した不動産は
千葉県にある2つの戸建て住宅です。
どちらも、木造で築30年程度の物件です。
戸建ての不動産投資として、賃貸に出しています。
火災保険は
物件1
- 保険金額:1890万円
- 2階建て
- 木造住宅
- 10年一括払い
物件2
- 保険金額:1342万円
- 2階建て
- 木造住宅
- 10年一括払い
依頼した火災保険申請サポート業者は
お家の保険相談センター
火災保険の保険金申請
手順その1.現地調査を依頼する
日時:2019年9月25日
2つの物件ともに、火災保険申請サポートの専門家に現地調査をしていただきました。
基本的に家の中に入らない形で調査は可能ということでしたので、一応入居者に一報を入れる形で日程調整しました。
手順その2.現地調査を実施
手順その3.火災保険申請サポート業者から「調査報告書」が届く
日時:2019年9月30日
火災保険申請サポート業者から「調査報告書」を提出していただきました。
- 損害箇所
- 損害理由
- 事故日・発見日
が記載されているものです。
手順その4.火災保険申請サポート業者から「破損箇所の写真」「修繕した場合の見積書」が届く
火災保険申請サポート業者から「破損箇所の写真」「修繕した場合の見積書」が届きます。
そのまま、修繕を依頼することもできますが、今回は「資金調達」目的ですので、修繕をしないことを選択しています。
手順その5.保険会社に申請する
加入している火災保険の損害保険会社の「事故受付センター」に連絡して、調査報告書に記載されている「損害箇所」「損害理由」「事故日・発見日」で申請をします。
損害保険会社の「事故受付センター」も、手慣れたもので、上記の事項以外は聞かれないので、普通に電話をして、連絡します。
手順その6.保険会社から申請書が届く
火災保険の損害保険会社から、「保険金請求書」が届きます。
記載内容としては
- お名前
- 住所
- 電話番号
- 証券番号
- 契約者
- 被保険者
- 他の保険契約
- 事故日
- 事故状況
- 建物の損害
- 指定口座(保険金を振込口座)
など
があり、記載して提出します。
若干、火災保険申請サポート業者から届いた「調査報告書」にない項目があり、戸惑いましたが、ある程度合わせて書いています。
- 記入した「保険金請求書」の請求書
- 破損箇所の写真
- 修繕した場合の見積書
を設置にして、返信用封筒に入れて、返送します。
手順その7.保険会社から連絡がくる
保険会社A社
保険会社B社
と、対応に違いがあります。
手順その8.調査員の現地調査が必要な場合に対応する
筆者保有の不動産は、賃貸に出しているため、入居者、管理会社と調整して、保険会社の調査員(保険会社から委託されている会社)に現地調査に来ていただきました。
とくに内部に損害がない場合は、中を見ないで調査は終了します。
この後、保険会社A社と同じように
と連絡が来ます。
手順その9.保険金支払いのご案内が来る
「保険金支払いのご案内」が届きます。
記載されている情報
- 問い合わせ番号
- 担当者
- お取扱店
- 電話番号
- 証券番号
- 契約者
- 被保険者
- 発生日支払い先
- 支払いの内訳
- 合計支払額
- 支払い手続き日
今回は、2つの火災保険で
合計:1,940,753円
の損害保険金が認められました。
手順その10.入金される
実際に保険会社から入金されます。
入金日は
- 保険会社A社:2019年10月23日
- 保険会社B社:2019年11月29日
でした。
手順その11.火災保険申請のサポート業者に手数料を支払う
火災保険申請のサポート業者は、成功報酬の料金体系になっています。
保険会社から支払われた費用の20%~40%を支払う形になります。
火災保険の保険金申請の考察
資金調達に使えるかどうか?
実際に築年数がある程度経過している物件であれば
と考えて良い結果となっています。
当然、筆者のような不動産投資物件だけでなく、マイホームでも、対応できるので
- 火災保険に加入している
- 築年数が5年以上経過している
という場合には「火災保険申請サポート」を利用して、火災保険の保険金で、資金調達するということが可能ということです。
資金調達までのスピード
筆者の場合は
保険会社A社の場合
- 火災保険申請サポート業者の現地調査:2019年9月25日
- 保険会社の調査:なし
- 入金:2019年10月23日
- 入金まで約1カ月
保険会社B社の場合
- 火災保険申請サポート業者の現地調査:2019年9月25日
- 保険会社の調査:あり
- 入金:2019年11月29日
- 入金まで約2カ月
ですから、1カ月~2カ月入金まで完了しました。
しかし、注意しなければならないのは
- 火災保険申請サポート業者は、災害が続いていて現地調査の日程が調整しにくい
- 火災保険の損害保険会社も、災害が続いていて対応が遅れ気味、現地調査の日程が調整しにくい
- 保険会社の現地調査があると1カ月程度遅れてしまう
という状況にあるため、かなり時間がかかってしまうケースも多いようです。
手順の不明点
- 筆者自身はじめてのことであること
- どこに何を書けばよいのか?の説明が不足していること
で、多少、戸惑いはありました。
コスト面
火災保険申請サポート業者を利用すると、成功報酬として手数料を支払う必要が出てきます。
成功報酬も決して安くないため、「自分でやろう」と考える方もいますし、火災保険の申請自体は、自分自身でもできますが
- どの損害が請求できるものなのか?
- 修繕した場合の見積もり
- 火災保険が支払える範囲の損害の見極め
などは、自分自身ではできません。
火災保険申請サポート業者に任せる方が良いでしょう。
「火災保険・地震保険の保険金請求で資金調達なんて、できるの?」
「火災保険・地震保険の保険金請求って、違法性はないの?」