エンジェル投資家を探し出資してもらう方法

事業を始めたばかりの、あるいは事業を始める前の起業家にとって何より必要なのは資金です。ベンチャーキャピタル(VC)と並んで、このようなアーリーステージの起業家に投資してくれる投資家がエンジェル投資家です。

エンジェル投資家は個人投資家であるため、数はたくさんいます。しかし、実際に知り合いにエンジェル投資家がいるかといえば、いない人が大半でしょう。エンジェル投資家は必ずしも、表に出てくるとは限らないためです。

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どうやってエンジェル投資家と知り合ったらいいのか、エンジェル投資家から出資を受けるためにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。

エンジェル投資家と知り合うメリットとその方法

エンジェル投資家と知り合うメリットとその方法

エンジェル投資家を探すのは、投資家として資金調達を手伝ってもらう(つまりエンジェル投資家に投資してもらう)ためでしょう。

しかし、資金調達を手伝ってくれないエンジェル投資家と知り合うことは無駄にはなりません。エンジェル投資家は資金調達以外にも様々なメリットをもたらしてくれる存在だからです。

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エンジェル投資家を探す具体的な方法をご紹介する前に、エンジェル投資家と知り合うことにどのようなメリットがあるのかを理解しておきましょう。

エンジェル投資家と知り合うメリット

エンジェル投資家から投資を受けることによって事業を立ち上げ、あるいはその事業を成長させることができます。

つまり、エンジェル投資家は起業家の事業を手伝ってくれる存在であるということです。

エンジェル投資家として起業家に投資をしてくれることも起業家にとっては大きな支援になります。しかし、エンジェル投資家が起業家の事業を手伝う方法は、投資することだけではありません。

エンジェル投資家の経験を活用する

エンジェル投資家には自分で事業を行っていた元経営者、あるいは現役の経営者が数多くいます。彼らは事業の進め方について実体験に基づいた経験と知識を持っています。

また、自ら事業経験があるかないかに関わらず、エンジェル投資家としてそれなりの期間、活動していれば多くのスタートアップを見てきています。何をすれば成功し、何をすると失敗するのかを見てきています。

エンジェル投資家と知り合うメリットの一つは、エンジェル投資家の経験に基づく知識をアドバイスとして提供してもらえることにあります。

エンジェル投資家の持つ情報を活用する

エンジェル投資家は、良い投資先を見つけるためにスタートアップの情報を集めています。そのため、スタートアップに関わる情報を多く持っています。

その中にはスタートアップの経営に役立つ情報が多々含まれています。

  • スタートアップとの協業に熱心な大企業はどこか(逆に熱心ではない、あるいは熱心であっても付き合うと手間とコストが見合わない大企業はどこか)。
  • スタートアップで働きたいと思っている人材の中で信頼できる人はだれか。

エンジェル投資家が現役の経営者である場合には、その事業との提携を紹介してくれるケースもあります。

このようなエンジェル投資家の持つスタートアップにまつわる有用な情報は、エンジェル投資家と知り合うことで獲得することができます。

エンジェル投資家のネットワークを活用する

エンジェル投資家同士は知り合いであることが多いです。

そもそもエンジェル投資を始めるきっかけが知り合いからの紹介であることが多く、またエンジェル投資同士で情報を共有することがエンジェル投資家にとって有用なためです。

このエンジェル投資家のネットワークを使わせてもらえることがエンジェル投資家と知り合うメリットの一つです。

エンジェル投資家のネットワークを活用するとは、例えば、エンジェル投資家が、別のエンジェル投資家を紹介してくれることもあります。エンジェル投資家同士のネットワークに組み込んでもらうことができれば、エンジェル投資家を探してアプローチする手間が減るのです。

加えて、同じネットワークでつながっているエンジェル投資家に投資してもらうことで投資家同士の相性に配慮する必要が減ります。

エンジェル投資家と知り合う方法

エンジェル投資家と知り合う方法は、数多くあります。

どの方法を選ぶかによって、どのようなエンジェル投資家と知り合えるかが変わってきます

つまり、何をエンジェル投資家に求めるか(資金提供を迅速に判断してくれればいいのか、その他の経営支援を受けたいのか、等)によってどの方法を使うべきなのかを選ぶべきです。

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起業家がエンジェル投資家を探しているのと同じく、エンジェル投資家もまた起業家を探しています。エンジェル投資家と知り合うことを負担に感じることがあれば、この点はぜひ思い出してください。

知り合いにコンタクトしてみる

エンジェル投資家を探す最も簡単で効率的な方法は

知り合いに、エンジェル投資家の知り合いがいないか聞いてみること

です。

エンジェル投資家と知り合いであれば紹介してもらいます。

また、エンジェル投資家の知り合いがいるいないに関わらず、エンジェル投資に関心がある人がこの機会にエンジェル投資家として投資してくれる可能性もあります。

ここで知り合いとは、親族や友達に限らず、かつて働いていた会社の経営者などを指しています。その会社での働き方が評価されていれば、元の勤め先の経営者から資金提供を受けられる可能性があり、現にそのような調達をしている会社は意外とたくさんあります。

SNSからアプローチする

エンジェル投資の中には、SNSやメディアでエンジェル投資家として活動していることを公開している人も少なくありません。みずからエンジェル投資家であることを公言しているということは、起業家からのアプローチを待っているということでもあります。

そのため、SNSを利用しているエンジェル投資家にメッセージを送り、自ら直接アプローチする方法試してみるべき方法の一つです。

SNSからエンジェル投資家にアプローチする起業家は大勢いるため、必ずしも効率のよい方法とは言えません。しかし、やる気や行動力をエンジェル投資家に伝えるにはSNSからアプローチする方法はとても有効です。

サークルやマッチングサイトに登録する

エンジェル投資家のマッチングサイトは、エンジェル投資家と起業家がお互いに、自分の求める条件にあった相手を探すことができるサービスです。

もちろん、探すだけではなく、条件を記載しておくことで自分を探してアプローチしてもらうこともできます。

マッチングサイトを利用してエンジェル投資家を探すことのメリットは、事前にお互いの条件が合致した相手とマッチングされるため、非常に手間が少なくて済むことです。

反面、マッチングサイトは条件を工夫しないとアプローチが多すぎたり、逆にまったくアプローチされなかったりします。また、アプローチしてくるエンジェル投資家が全て信頼できるわけではなく、そのエンジェル投資家とどの程度、話をすべきか、自分で判断する必要があります。

アクセラレータプログラムに参加する

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自治体や企業などが行っているベンチャー企業の成長を支援するための取組みをアクセラレータプログラムといいます。

アクセラレータプログラムでよく用いられる手法が、メンターと呼ばれる指導者が各スタートアップを担当し、メンターととともにプログラムの目標(プロダクトの開発や事業計画の作成・ブラッシュアップ)達成に向けて努力する(そしてプログラムの最後に成果を発表する)、というものです。

メンターにはスタートアップの支援に詳しい人が選ばれます。エンジェル投資家がメンターに選ばれていることもあります。

そのため、アクセラレータプログラムに応募することは、エンジェル投資家と知り合うための方法の一つとなっています。エンジェル投資家がメンターとなっていない場合でも、メンターがエンジェル投資家を誰一人知らないということは普通はありませんので、紹介してもらうことができるでしょう。

アクセラレータプログラムに参加することは、非常に手間がかかります。応募のための書類作成から始まり、必ずしも自社の成長に関係しないプログラムを強要されることもあるためです。

アクセラレータプログラムに参加してエンジェル投資家と知り合うことは他の方法でエンジェル投資家と知り合うよりも優れた点があります。それはアクセラレータプログラムを通じて知り合うことのできるエンジェル投資家は信頼できる可能性が高いということです。

なぜなら、プログラムで出会う人は、自治体や企業が厳選した人材であることから、信頼できないような人に当たってしまうリスクは非常に少なく、また、その信頼できる人が紹介してくれる人もまた信頼できる可能性が高いためです。

クラウドファンディングを利用する

近年、ベンチャー企業の資金調達方法の一つとしてクラウドファンディングが注目されています。

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クラウドファンディングは多数の個人からお金を集める仕組みです。特に、集めたお金に対する返礼を後から行うことが可能なため、開発している商品が出来上がってから、販売することも可能です。

クラウドファンディングを利用することは直接、エンジェル投資家と知り合う方法ではありません。しかし、クラウドファンディングで支援してくれた人は、その起業家を応援してくれる人であることから、エンジェル投資家となってくれる可能性があります。

クラウドファンディングの類型の一つとして株式投資型のクラウドファンディングが法改正により解禁されました。株式投資型のクラウドファンディングを用いることで、多数のエンジェル投資家にアプローチすることが可能となっています。

メディアやイベントなどで露出する

エンジェル投資家の中には、投資先を自分の基準で探している人も少なくありません。

そのようなエンジェル投資家の目に留まるためには、メディア(自分で立ち上げたブログなども含め)に掲載されることや、イベントに登壇することが有効な方法となります。

イベントには様々な種類のものがありますが、とくに参加しやすいのはピッチコンテストと呼ばれるイベントです。これはベンチャー企業数社が自社の紹介を行い、公募で集められたリスナーがその紹介を聞くイベントです。(自社紹介用の資料を「ピッチ」といいます)。

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ピッチコンテストはコンテストという名前がついている通り、実際に受賞者に特典が渡されるケースもあります。しかし、特典の有無よりも、リスナーの中から自社に興味を持ってくれる人を見つけたり、SNS等を通して自社の存在を広めてくれる人を探すことができます。

紹介してもらう

エンジェル投資家と知り合う最も理想的な方法の一つが、

自分のことをよく知る人からの紹介を受けて接触することです。

この方法の利点は、間に入って紹介してくれる人が、自分のこともエンジェル投資家のことも、両方ともに分かったうえでマッチングしてくれるため、より探している人に近い人と知り合えることにあります。

エンジェル投資家からしても、見知らぬ人から話しかけるよりも、信頼できる知り合いから話を持ち掛けられた方がより話がスムーズです。

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エンジェル投資家を紹介してくれる可能性が高いのは、エンジェル投資家のほか、ベンチャーキャピタル(VC)、そしてエンジェル投資家から投資を受けている起業家です。

出資を受ける起業家と出資をうける手順

出資を受ける起業家と出資をうける手順

エンジェル投資家と知り合ってから、出資に至るまでの具体的な手順について説明する前に、エンジェル投資家はどのような起業家に対して投資しているのかをまずは理解しておきましょう。

これは投資を受ける前にどのような関係をエンジエンジェル投資家と構築しておかなければならないのか、どのようなポイントを訴求すればいいのか、を理解することにつながるためです。

出資を受ける起業家

エンジェル投資家が投資した理由としてよく挙げられるのは以下のようなものです。

知り合い(仲良し)であること

エンジェル投資の行われる最も多い理由は、エンジェル投資家にとって起業家が知り合いだから、というものです。

自分と親しい起業家への投資ほど成功に近い、と考えているエンジェル投資家が多くいます。

エンジェル投資は事業ではなく、人(起業家)だけを見て投資判断がなされることが普通であるため、親しい人ほど、人間性が理解できており投資しやすいと考えられるのです。

また純粋に経済的な利益を求めるのではなく、親しい人の起業を応援したいと考えるエンジェル投資家も相当数存在します。

エンジェル投資家から投資を受けるためには何よりもまず、エンジェル投資家と親しくなることが一番の近道といえます。

やりたいことを明確にすること

「知り合いだから」という理由に次いでエンジェル投資家が投資する理由として多いのが、スタートアップの実現したい世界観に共感したからというものです。

スタートアップの多くが世の中のペイン(誰かが苦痛に感じていること)の解消を目的に設立されています。

この目的に共感してもらうためには、誰がどんな困難を感じているのか、その困難が解消されるとどんなにいいことが起こるのかを明確に言葉にする必要があります。
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起業家が自分の解決したい課題を言葉にすることは、エンジェル投資家から資金調達を受ける場面だけではなく、事業の提携先や、自社の社員を増やしていく際にも役立ちます。

実績を作ること(活動をしていること)

自分の理念を明確に語ることと同じくらい大事なことは、その理念の実現に向けて実際にどのような活動を行っているか、です。

エンジェル投資家の投資事例を見ても、その理念のためにどのような活動を行ってきたのかが大事なポイントになっています。

活動、あるいは実績とは、前職では営業成績を社内で表彰された、というようなことではありません(もちろん、それはそれでアピールポイントになります)。起業家の解決したい課題に対して「どのように関与してきたのか」が実績です。

解決したい課題に対して、どのようにかかわってきたのか、を話せるように準備しておく必要があります。

面識があること

一度も会ったことのない起業家に投資するエンジェル投資はまずいません。

どれだけ情報を集めたところで、実際に会ってみないことには信用できないと考えるエンジェル投資家は当然のことながらまだまだ大多数であるためです。

会ったことがある、というのは会議室で向かい合うことだけを指すのではありません。イベントで登壇しているのを見たでも、何なら飲み会で一緒だった、でも、お互いに顔を合わせて話したという事実が大事です。

もちろん、一対一でじっくり話し合う機会があれば、そちらの方が望ましいことは言うまでもありません。

エンジェル投資家から出資を受けるためには、SNSなどで知り合うことに加え、実際に会ってみる必要があります。

出資を受ける手順

エンジェル投資家から出資を受ける手順のうち、最も大変なのはエンジェル投資家と知り合って、出資することを決めてもらうことです。

それ以降の出資を受ける場合に必要となる手順は、概ね、ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社から出資を受ける手順と同じです。

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それはつまり、投資判断に必要となる資料を提出し(デューデリジェンス)、出資条件について交渉したうえで、出資が行われるということです。

しかし、エンジェル投資家のみが必要とする特殊な手続きもあることには注意が必要です。エンジェル投資家から、出資の前に求められることが、不適切な要求である場合もあります。

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何が投資を受けるために必要で、何が必要ではないのか、しっかりと理解しておきましょう。

法人を設立する

エンジェル投資家から出資を受けるためには、出資を受ける受け皿となる会社(法人)が必要になります。

しかし、会社を設立する前に金銭を渡されることはあります。これは基本的には出資にはなりません。

その金銭がどのような意味のお金であるかは後々トラブルとなりがちです。お金を渡してくるエンジェル投資家としっかりと話し合ったうえで、可能な限り、書面(契約書)、それが難しい場合には、メール等で残しておく必要があります。

投資判断のための資料(DD資料)を提出する

投資してもらうためには、投資する側が意思決定するための、つまり投資判断のための資料を投資家に提出する必要があります。

これには会社の登記簿謄本や決算書といった法定の書類のほか、事業計画や資本政策のような会社が作成した資料も含まれます。そして投資判断のために投資家に提出する資料をデューデリジェンス資料、略してデューデリ資料あるいはDD資料といいます。

投資家から開示を求められたにもかかわらず開示しない書類があることは、何かを隠そうとしているのではないかと勘繰られる可能性が高いため、開示を断る際には、開示できない理由を明確にするか、出資を受けるのを断念することも覚悟すべきです。
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また、デューデリジェンスの資料を用意することは面倒なことであるため、後回しにしがちです。しかし、投資する方の立場からすると、資料がすぐに用意されないことは、投資した後に投資家の要求に対応してくれない可能性が高いと判断せざるを得ず、これも理由がない限りは極力避けるべきであると言えます。

一方で、投資家が要求する資料の中には必ずしも投資判断に必要ないものが含まれていることがあります。

そのような要求は、資料の要否を判断したうえで、理由をつけて断り、それでも要求してくる投資家からの出資は受け入れないことも考える必要があります。投資の時点で不合理な要求をしてくるエンジェル投資家は投資したのちも面倒な要求をしてくることが多々あるためです。

エンジェル税制の適用を受けるための準備を行う

エンジェル投資家から出資を受ける際の特殊な要請として、エンジェル税制の適用を受けるための資料を、投資を受ける会社が整えることがあります。

これはベンチャーキャピタル(VC)から投資を受ける際には基本的には発生しない手続きです。

堅実なエンジェル投資家であれば、必要な手続きをしっかり教えてくれます。しかし、大まかな要求を伝えてくるエンジェル投資家も少なくないのが現実です。自分で相談できる税理士がいれば、確認しながら手続きを進めることができます。

エンジェル投資家の使っている税理士を教えてもらい、その税理士にコンタクトしてみることができれば、より望ましいと言えます。起業家が税理士に支払うコストを削減できるのみならず、そのエンジェル投資家が求めているものを正しく理解している専門家であるためです。

出資契約を締結する

投資を受ける際には出資契約書が締結されることが多いです。出資契約書がない場合には会社法の規定に従って株主の権利義務が決まることになります。

出資契約書は出資者が会社法には規定のない権利を求めて締結されることが多く、具体的には次のような事項が定められることになります。

  • 一定の条件での会社による株式の買戻し
  • 起業家の会社に対する連帯責任
  • 一定の行為をする際の投資家の承認の要求

出資契約はエンジェル投資家の都合に合わせて締結されることが多いものの、投資を受ける起業家にとっても必要です。例えば、投資家から要求された事柄について、契約書に記載がないことを理由に断ることができます。

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出資の時点ではエンジェル投資家と起業家の関係は良好です。しかし、時間が経つとすれ違いが生じることはよく起こります。そうなったときに頼れるのは契約書ですから、契約書はしっかりと理解して契約するようにしましょう。

まとめ

エンジェル投資家が見つかり、自分の会社への出資を考えてくれることはうれしいことです。

しかし、エンジェル投資家はただの善意で出資してくれるわけではありません。出資には見返りが期待されており、そのエンジェル投資家が期待する見返りは必ずしも会社の成長にとってプラスではないものも含まれていることがあります。

また、エンジェル投資家は個人であって、様々な人がいます。良いエンジェル投資家もいれば、悪いエンジェル投資家もいます。会社の成長を願うエンジェル投資家もいれば、邪魔するエンジェル投資家もいます。

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エンジェル投資家が見つかったとしても、飛びつくべきではありません。今一度、そのエンジェル投資家と本当に付き合っていっていいのかをよく考えて、調べて、判断すべきです。

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