不動産リースバックで資金調達する際に「どの不動産リースバック業者を選ぶのか?」は非常に重要なポイントとなります。今回は、資金調達でおすすめの不動産リースバック業者を紹介します。
資金調達で不動産リースバック業者を選ぶポイント
ポイントその1.不動産リースバック業者は複数社に相見積もりが基本
不動産リースバックの仕組みは
仕組みとなっています。
つまり、将来的に買い戻すことはできるとは言え
一度は、不動産リースバック業者に売却する
必要があるのです。
少しでも、売却額がは高い方が当然なのですが、不動産リースバック業者としても「査定」をしてみないことには、「いくらで買い取れるのか?」を判断できないのです。
不動産リースバック業者は、依頼があってはじめて買取額を提示できるので、見積もりを取ってみないことには売却額がわかりません。だからこそ、一社の不動産リースバック業者にだけ依頼をするのではなく、複数社に相見積もりを取る必要性があるのです。
さらに、資金調達できる金額というのは
で決まってきます。
諸費用には
- 司法書士報酬
- 仲介手数料
- 契約事務手数料
- 敷金
- 礼金
- 火災保険
- 家賃保証事務手数料
などが発生します。
不動産リースバック業者の中でも
- A社:契約事務手数料 無料
- B社:契約事務手数料 60万円
- A社:礼金 無料
- B社:礼金 20万円
という形で
大きく、諸費用にも違いが出てしまうのです。
不動産リースバック業者による価格面の違い
カテゴリ | A社 | B社 | |||
---|---|---|---|---|---|
(a)売買価格 | 売買金額 | 20,000,000円 | - | 20,000,000円 | – |
固都税 | 44,000円 | 0.22% | 44,000円 | 0.22% | |
(a)合計 | 20,044,000円 | - | 20,044,000円 | – | |
(b)売買諸費用 | 司法書士関係費用 | 42,900円 | 契約書貼付 印紙代領収書貼 付印紙代 抵当権抹消費用等 |
70,200円 | 取引保証付 |
仲介手数料 | 600,000円 | 3% | 600,000円 | 3.00% | |
契約事務手数料 | 0円 | - | 600,000円 | 3.00% | |
(b)合計 | 642,900円 | - | 1,270,200円 | – | |
(c)リース契約諸費 | 敷金 | 141,000円 | 家賃×1 | 141,000円 | 家賃×1 |
礼金 | 0円 | - | 282,000円 | 家賃×2 | |
火災保険 | 30,000円 | (年間) | 40,000円 | (年間) | |
家賃保証事務手数料(保証会社へ) | 141,000円 | (初年度)家賃×1 | 282,000円 | (年間)家賃×2 | |
(c)合計 | 312,000円 | - | 745,000円 | – | |
(b+c)合計 | 954,900円 | - | 2,015,200円 | – | |
お客様残高[a-(b+c)]合計 | 19,089,100円 | - | 18,028,800円 | – |
諸費用面でも、不動産リースバック業者によって大きな違いが出てしまうのですから
というのは、資金調達額を最大化させるためには、必要不可欠なものなのです。
ポイントその2.家賃(リース料)の設定も重要
前述した「売却額(買取額)」「諸費用」のほかに重要なのは「家賃(リース料)」です。
一時的に売却した金額で、大きな資金調達ができたとしても
に変わるのですから、家賃(リース料)が発生するのです。
家賃(リース料)の設定も、不動産リースバック業者によって異なります。
例:持ち家の査定額(買取額)が2,000万円だった場合
- 投資回収期間:10年
- 利回り:年率10.0%
を見込む不動産リースバック業者A社
家賃(リース料) = 2,000万円 / ( 10年 × 12カ月 ) = 16,6667円
- 投資回収期間:12.5年
- 利回り:年率8.0%
を見込む不動産リースバック業者B社
家賃(リース料) = 2,000万円 / ( 12.5年 × 12カ月 ) = 13,3333円
- 投資回収期間:14.3年
- 利回り:年率7.0%
を見込む不動産リースバック業者C社
家賃(リース料) = 2,000万円 / ( 14.3年 × 12カ月 ) = 11,6550円
となるのです。
一般的な不動産賃貸の家賃設定は「周辺相場」から決まりますが、不動産リースバックの場合は「不動産リースバック業者の期待利回り」から計算されるため、
- 一般賃貸よりも割高になりやすい
- 不動産リースバック業者によって家賃設定が大きく異なる
ことになってしまうのです。
資金繰りに苦しい会社経営者の場合、プライベートの資金の資金繰りも厳しいケースが多いので、家賃の負担もできるだけ低い方が良いのが当然です。
「家賃(リース料)がいくらになるのか?」についても、複数の不動産リースバック業者から相見積もりを取る必要があるのです。
ポイントその3.大手の不動産リースバック業者を選ぶ
不動産リースバック業者は
上場企業から、中小企業、零細企業まで
選択肢は多岐にわたります。
中小企業や零細企業の不動産リースバック業者の場合は
- 売却額が高額
- 諸費用が安い
- 設定するリース料(家賃)が安い
というメリットがある反面
のです。
持ち家に住み続けているとはいえ、あくまでも所有権は、不動産リースバックの利用者から不動産リースバック業者に移ってしまっています。不動産リースバック業者の財産なのですから、倒産などのときに債権者がほかの方に売却してしまうリスクもあるのです。
そうなってしまえば、再び買い戻すことは容易ではありません。
このようなリスクを回避するためには
ということになります。
資金調達でおすすめの不動産リースバック業者ランキング
1位.セゾンファンデックス/リースバック
2位.一建設/リースバックプラス
上場 | 非上場※飯田グループホールディングス |
対応エリア | 全国 |
実績 | 分譲住宅販売戸数日本一の飯田グループホールディングス |
査定スピード | 1日~3日 |
資金化までの日数 | 最短2週間 |
設定賃料(リース料) | ※定期借家契約の場合は、1年目家賃無料 |
3位.SBIスマイル/ずっと住まいる
上場 | 非上場※SBIグループ |
対応エリア | 首都圏および全国の政令指定都市および政令指定都市に準ずる地域 |
実績 | - |
査定スピード | 仮査定は最短即日/正式査定は、2営業日~3営業日 |
資金化までの日数 | 2週間~1カ月前後 |
設定賃料(リース料) | - |
4位.ミライエ/リースバック
5位.インテリックス/あんばい
上場 | 東証一部上場 |
対応エリア | 全国 |
実績 | 累計20,000戸以上のリノベーション住宅 施工・販売実績 |
査定スピード | 査定依頼から1週間~10日 |
資金化までの日数 | 半月~1カ月前後 |
設定賃料(リース料) | 周辺の家賃相場、お客様の支払可能額を考慮して設定 |
「不動産リースバック業者を比較するときのポイントを教えてください。」
「不動産リースバック業者は何社に見積もりを取れば良いの?」
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