補助金・助成金の探し方・選び方決定版

man
「補助金を利用したいけど、自分にあった補助金はどうやって見つければ良いの?」
「助成金を利用したいけど、自分にあった助成金はどうやって見つければ良いの?」

今回は、補助金・助成金の探し方について解説します。

目次

補助金の探し方

補助金の探し方はいくつかあります。

方法その1.J-Net21

J-Net21 支援情報ヘッドライン 助成制度・公募

運営

独立行政法人中小企業基盤整備機構

2017年10月19日時点の検索数

5080件

掲載情報

  • 分野
  • 地域
  • 募集期間(掲載日)
  • 補助金名称
  • 公式ページへのリンク

検索方法

  • 地域・分野から探す
    • 地域検索
    • 利用目的
    • 支援制度
    • フリーワード(過去の記事の対象可否)
  • 地図から探す

機能

  • クリップ機能あり

メリット

  • 掲載件数が多い
  • 比較的募集開始期間と情報掲載期間のずれが少ない

デメリット

  • 施策の掲載情報が少ない

方法その2.ミラサポ

ミラサポ 施策を探す

運営

中小企業・小規模事業者ビジネス創造オープンプラットフォーム・コンソーシアム

2017年10月19日時点の検索数

1381件

掲載情報

  • 補助金名称
  • 目的
  • 対象者の詳細
  • 支援内容・支援規模
  • 募集期間
  • 対象期間
  • 問い合わせ先
  • 公式ページへのリンク

検索方法

  • 目的・条件から施策を探す
    • 支援内容
    • 分野
    • 登録機関
    • キーワード
  • 機関別に探す

機能

  • 施策の一覧表作成
  • 最近見た施策
  • 新着施策
  • お気に入り登録

メリット

  • 検索方法や機能が多い
  • 施策の掲載情報が多い

デメリット

  • 掲載件数が少ない

方法その3.「補助金総覧」を購入する

補助金総覧

発売日

〇年7月1日

  • 著者名:日本電算企画
  • 出版社:日本電算企画

ページ数

686ページ

掲載情報

  • 補助金名称
  • 金額

メリット

最新の情報が見つかる

デメリット

掲載情報が少ない

方法その4.会社のあるエリアの都道府県・市区町村、官公庁のウェブサイトを検索する

ミラサポの機関別に施策を探す

「東京都」

で見てみると

  • 東京都

  • 千代田区
  • 中央区
  • 台東区
  • 江東区
  • 大田区
  • 世田谷区
  • 中野区
  • 北区
  • 板橋区
  • 足立区
  • ハ王子市
  • 昭島市
  • 国分寺市
  • 武蔵村山市
  • 西東京市

が施策を掲載していることがわかります。

ミラサポ自体がすべての補助金を網羅しているわけではないので、これがすべてではないのですが・・・

  • 官公庁
  • 会社の所在地の都道府県
  • 会社の所在地の市区町村

のウェブサイトを直接確認することで、補助金を見つけることもできます。

例:東京都千代田区ある会社の場合

「千代田区 補助金」でgoogle検索

「千代田区ホームページ – 各種助成金」をクリックする

補助金の情報を探す

メリット

  • 最新の情報が見つかる
  • 情報の大元なので施策の掲載情報が多い

デメリット

  • 検索しにくい、時間がかかる

助成金の探し方

助成金とは

国や地方公共団体が政策を推進するために企業にくれる返済不要の資金のこと

であり、補助金とほぼ同じ意味で利用されます。

補助金と助成金の違いは

  • 助成金 → 厚生労働省が利用する言葉
  • 補助金 → 経済産業省が利用する言葉

という違いだけですが

  • 厚生労働省が提供する助成金 → 条件クリアで誰でももらえる
  • 経済産業省が提供する補助金 → 応募して審査の上、採択されなければもらえない

と、「厚生労働省と経済産業省のスタンスの違い」が、そのまま「助成金と補助金と違い」と認識されています。

官公庁は上記の違いなのですが、地方公共団体になると「補助金」というところもあれば、「助成金」というところもあって、かなり混在している状況です。

このページでは「助成金の探し方」というのは、「厚生労働省の提供する助成金の探し方」として紹介します。

方法その1.厚生労働省

厚生労働省 事業主の方のための雇用関係助成

運営

厚生労働省

2017年10月19日時点の検索数

75件

掲載情報

  • 助成金名称
  • 概要
  • 受給条件
  • 受給額
  • お問い合わせ先(支給申請窓口)
  • 支給申請書ダウンロード

検索方法

  • 目的から探す

機能

  • 支給申請書ダウンロード

メリット

  • 最新の情報が見つかる
  • 情報の大元なので施策の掲載情報が多い
  • 申請書類のダウンロードが可能

デメリット

  • 掲載件数が少ない

方法その2.Jマッチ

Jマッチ

運営

株式会社ライトアップ

2017年10月19日時点の検索数

400件

掲載情報

  • 概要
  • 受給金額
  • 提供元
  • 公式ページへのリンク

検索方法

  • テーマから探す

機能

  • 診断機能

メリット

  • 掲載数が比較的多い

デメリット

  • 施策の掲載情報がが少ない

補助金・助成金の選びのコツ

真っ先にチェックなければならないのは「募集期間」

補助金の場合は、1年に1回の募集というのが一般的です。

しかも、募集期間はそれほど長く用意されず、2週間~1か月で募集は終わってしまいます。

  • 現在募集中の補助金なのか?
  • その場合、申込締め切りはいつなのか?(消印有効なのか?)

を確認する必要があります。

募集が終了している場合は

  • 来年も同じ時期に募集される可能性が高い

ので、来年の募集期間を逃さないようにチェックすることをおすすめします。

政策が変わったり、方針が変わると来年も同じ補助金が募集されるとは限らないのですが、政策や方針が大幅に変更されることの方が少なく、補助金も、毎年多少の条件変更はありながらも、継続されるのが一般的です。

  • 来年の募集時期のメド
  • 募集内容の確認

をしておけば、スムーズに来年はその補助金に応募することができるはずです。

見落としがちな「補助対象経費」

確認しておく必要があるのは「補助対象経費」です。

補助金というのは

その補助金が何に使われたのか?

を明確に定義しています。

補助金の原資は、税金ですから、補助したお金が別の目的に使われてしまったら意味がありませんので「補助金を何に使ったか?」までチェックされるのです。(※厳密にいえば、使った経費が補助金の対象外だと、その経費については補助金が下りないことになります。)

注意すべき経費は「人件費」です。

  • 人件費は補助対象
  • 人件費が人員別で補助対象:研究者などの費用は補助対象(事務局運営などの人件費は対象外)
  • 人件費が上限付きで補助対象:総額の〇〇%まで
  • 人件費は補助対象外

というパターンがあるため

man
3000万円の補助金が無事採択されて、いざ事業を開始したが、一番お金のかかった人件費部分が補助金の対象外であることが後からわかった。

となる可能性も往々にしてあるのです。

こうなってしまうと・・・

  • 補助金を断念する
  • 人件費は自腹で持ち出しを覚悟する

形になってしまうため、本来の「補助金で資金調達する」という目的も、達成が困難になってしまうのです。

補助対象経費の例:板橋区 平成29年度開発チャレンジ補助金事業

「審査」基準を把握する

補助金によっては「審査基準」「審査観点」など、「どのポイントで審査をするのか?」を教えてくれているものがあります。

当然、「審査基準」「審査観点」に沿ったものでないと、採択される可能性は下がってしまいます。

審査基準の例:平成28年度「コンテンツ活用促進事業費補助金」

審査観点
  • 事業の背景、自社の現状・課題が明確であるか。
  • 実施事業の成果目標が明確かつ適切であり、経営課題に対する効果が高いものであるか。
  • 実施スケジュールが妥当であり、事業予定期間内に完成する可能性が高いか。
  • 事業実施のための予算等が確保されており、事業の実現可能性が高いか。
  • 事業成果が、その企業や企業グループの今後の継続的な発展に資すると認められるか。
  • 他の中小企業等にとって参考となるコンテンツ等活用のモデルになりうるか。
  • 本補助事業の目的に合致し、事業成果によりもたらされる効果の業界及び社会への貢献度が高いか。

過去の「採択率」をチェックする

何件の応募に対して、何件の採択があったのか?

は各補助金募集をしているウェブサイトに掲載されています。

例:創業補助金

平成29年5月8日~平成29年6月2日(電子申請は6月3日)の期間で公募を行ったところ、
応募総数739件、採択総数109件でした。

つまり、

平成29年の創業補助金は、採択率14.7%

ということがわかります。

  • 採択率5%以下 → 難易度が高い
  • 採択率5%~15%以下 → 一般的な難易度
  • 採択率15%~ → 難易度が低い

ということがわかります。

当然

過去の採択率が高い補助金の方が、採択される可能性が高い狙い目の補助金

ということになります。

過去の「採択事例」をチェックする

採択率と同じように過去の採択結果一覧も、掲載されている補助金がほとんどです。

例:平成29年度 創業補助金

と事業テーマまでしかかかれていませんが・・・

  • 1.地域「初」の不動産業の創業と、2.ニセコインバウンドを取り込む地域活性・連動型不動産
  • 救え!おかず、弁当難民!古民家(空き家)を活用した地域唯一の手作り惣菜と居場所カフェ
  • 青森県内における食品衛生と感染症の予防に関する適切な現場指導型コンサルタント
  • 公的な支援施策の情報検索支援・マッチングサービスの情報サービス事業
  • 地本食材を使用したコース料理主体のレストラン開業
  • 気仙沼産サメ肉の革新的活用方法による加工品開発と製造販売
  • 地域住民の「家」のお悩み相談所となるコミュニティスペースを併設した不動産仲介事業
  • 飛翔性昆虫の習性を用いた飼料生産及び食品廃棄物処理・リサイクル事業
  • 地域の資源をフル活用
  • ピクニックカフェバー&山形初グランピング
  • 地方創生・活性を担う地元企業支援と女性活躍支援事業
  • 「高齢者へ福祉美容」「働く女性へ癒しビューティ」の空間を想像する美容サービスの展開
  • 茨城フルーツの物産品の製造販売を行う会社を設立し事業継承を行う
  • 地域の高齢者を食事から元気にする‼地域の惣菜屋「とりでり」の事業
  • セーリングヨット型ドローンの研究・開発と事業化
  • 栃木県さくら市フィオーレ喜連川における、人がわいわい集まるダイニングレストラン和伊和
  • 地域食材によるアイデア洋菓子の製造・販売と立地(総合病院そば)を活用した低糖カフェの
  • 女性きき酒師による群馬の隠れた名酒と名食材のペアリングが楽しめる隠れ家Barの開業
  • 富岡の養蚕絹文化を後世に繋いでいくテキスタイルデザインと絹織物の製作販売事業
  • 教員用「授業研究支援システム」の開発・販売・運用
  • みんなが笑って過ごせる知的障害者の自立支援事業
    ・・・
man
「これなら、私の事業でも採択されるかも?」

というものが意外と多いかと思います。

また、補助金のウェブサイトでは、地域やタイトルしかわからないものも多いのですが

自分の事業に似た採択事例があれば、にgoogleで「その事業タイトル」で検索して、該当事業のウェブサイトが見つかれば・・・

man
こういう事業で補助金が下りたんだ。

と、参考にすることができます。

当然、これらの情報を生かして、補助金の申請書類を作成することになります。

また、採択事例を見ていれば、その補助金の採択傾向も見えてきます。

前述した創業補助金でいえば

  • 公的な社会性の強いもの(障碍者、高齢者、文化、地域など)
  • 独自性の強いもの
  • 市場として成長が見込めるもの(空き家、ドローン)
  • 飲食系

の採択事例が多いことがわかります。

concierge

自分の事業が上記に当てはまらなくても、ある程度、「公共性のあるように演出する」ぐらいはできるはずです。

過去の採択事例を分析することで、採択される可能性を引き上げることができるのです。

まとめ

補助金の探し方には

  1. 方法その1.J-Net21
  2. 方法その2.ミラサポ
  3. 方法その3.「補助金総覧」を購入する
  4. 方法その4.会社のあるエリアの都道府県・市区町村、官公庁のウェブサイトを検索する

助成金の探し方には

  1. 方法その1.厚生労働省
  2. 方法その2.Jマッチ

などがあります。

補助金・助成金の選びのコツは

  1. 真っ先にチェックなければならないのは「募集期間」
  2. 見落としがちな「補助対象経費」
  3. 「審査」基準を把握する
  4. 過去の「採択率」をチェックする
  5. 過去の「採択事例」をチェックする

というものがあります。

concierge
補助金も、助成金も、慣れない方にとっては、非常に探しにくいものです。また、採択率の高い、採択事例と自社の事業のマッチ度が高い、補助金を選ばなないと、せっかく申請に力を知れても、採択されずに徒労に終わる可能性も高いのです。補助金も、助成金も、正しい選び方を心がけましょう。

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